インタビュー

2021.09.05

規格外の強さとクリエイティビティを兼ね備えたVTuber! 荒咬オウガインタビュー

ホロスターズ3期生としてデビューし、この夏は3Dお披露目、新衣装お披露目と躍進の続く荒咬オウガさん

持前の声の良さはもちろん、イラストや映像、ゲームまでつくれるクリエイティビティの高さから、ホロスターズだけでなくVTuber全体で見ても独自の立ち位置を築いています。

作品を見るときも演出面に注目してしまう」と話すほどの、クリエイター気質。今回のインタビューではものづくりのお話を中心に、オウガさんの魅力やパーソナリティに迫っていきます!

■「寝落ちしてもいい配信を」 深夜にゆったり聴ける雑談

――まずはオウガさんの配信スタイルについて教えてください。

荒咬オウガさん(以下敬称略):ゲーム配信や、ゆったりとした雑談配信が中心です。主に深夜に行っていて、リスナーは「配信を見ると安眠できる」と言ってくれています。

 ――雑談配信では、どんなお話をされているのでしょうか?

荒咬オウガ:その日にあったこととか、漫画や映画を見て、ネタバレにならない範囲で「こういう所が面白かったよ」という話をしていますね。リスナーのコメントと会話しながら話すので、俺と深夜の通話をしているような感じで見ている人も多いんじゃないかなと思います。

――寝落ちしちゃうリスナーさんもいそうですね。

荒咬オウガ:基本、寝落ちしても良いような配信を目指しています。VTuberってにぎやかな配信をしてる人も多いと思うんですけど、俺はどちらかというと落ち着ける場所にしたくて。

――直近のできごととして、夏衣装お披露目がありました。フォーマルなジャケットスーツと、シャツにエプロンを巻いたバリスタスタイルと、実質2種類が楽しめる豪華な衣装ですよね。


荒咬オウガ:ジャケットを脱げるようにしたいのと、脱げるのであればエプロンとか付けられませんか、と言ってみたところ、どちらも叶えてもらえました。今までには通常衣装とお正月衣装がありましたが、どちらも俺の実家である魔界寄りのデザインだったんですよね。だから夏衣装には、より人間界に近い衣装がほしいと思っていて。

――「夏なのに着込んでる!」と話題にもなりましたね。

荒咬オウガ:男性の夏衣装って、浴衣か、あるいは水着に何か羽織ったりするものが多いと思ったので、あえてのというか。俺はこれまでの衣装が露出多めなので、今回は抑えてみたい気持ちもありました。

――この新衣装を着て、どんな配信をやりたいですか?

荒咬オウガ:デビューしてすぐの頃ぐらいに、コーヒー豆をゴリゴリつぶす配信をやったんですが、ああいうのをカフェ衣装でまたやりたいと思っています。


■ものづくりを続ける秘訣は「ゴールを近い所に置くこと」

――オウガさんといえば、イラストや動画、ゲーム制作といったクリエイターとしての一面も持っていらっしゃいます。まず、絵を描き始めたきっかけは何だったのでしょうか?

荒咬オウガ:俺が住んでいた魔界では、あんまり可愛いものがなかったんですよ。一方でジャパンに来てみたら、いろんなキャラクターにあふれていて。カワイイ大国じゃないですか、ジャパンは。そんな“カワイイ”に触れているうちに、自分でも生み出してみたいなと思いまして。


――それが今では映像やゲームもつくられていると。どんどんスキルの幅が広がっていったんですね。

荒咬オウガ:ゲームで遊んでるときに、自分でもつくってみたいなとか、多分誰しも一回は考えると思うんですよ。そのときにたまたま俺には、どうすればつくれるんだろうってじっくり調べる時間があったんです。それでチャレンジしてみたら、割と楽しかったんですよ。そこからいろんなことを試すうちに、できるようになっていった感じですかね。

――そういう勉強って途中で挫折する人も多いと思うんですが、なぜオウガさんは続けられたんでしょう?

荒咬オウガ:多分早い段階で、完成させることが目的になったからですね。ものづくりって、たとえばゲームだったらどうしても「何時間かかけて遊べるRPGをつくりたい」「世界を救うまでの道のりを全部描き切りたい」みたいに理想を込めたものを、最初からつくろうとする人が結構いると思うんです。

俺の場合、まずはツールを使いこなせるように、ちっちゃいものからつくってみたんです。要はゴールを近い所に設置したんですね。そうしたらつくり方もわかったし、ゲームも一応完成できまして。完成という経験がないと、なかなかものづくりを続けるのって難しいと思うんですよ。

――なるほど、それは何においても真理な気がします。

荒咬オウガ:プラモデルは完成が見えてるから頑張れますけど、そうじゃない作品づくりって、最初からこだわりすぎるとゴールが見えなくなっちゃいますからね。

――ツールは何を使っているんでしょうか?

荒咬オウガ:ゲームはRPGツクールですね。プログラムを1から組み立てるのは俺にはできなくて、RPGツクール内でできることをやっています。イラストはいろいろ試して一番使いやすかったSAI。あとは動画でAfter Effectsを使っていて、YouTubeで講座動画とかを見ながら勉強しています。

――イラストをはじめ様々なファンアートも寄せられていますが、ご覧になっていますか?

荒咬オウガ:見てます見てます。やっぱりみんなが手を動かしてつくってくれたものなので、すごく嬉しいですね。Twitterでハッシュタグがついてるものは見ますし、全部は無理ですけど拡散もしています。

――もし、ファンアートを描くときのアドバイスがあれば、お願いします!

荒咬オウガ:俺もそうですがVTuberって、細かい部分も全部描こうとすると大変なデザインの人も多いんですよね。だから描きたい所と、ここは別に描き込まなくてもいいよなっていう所の取捨選択をするといいと思います。そうすると限られた時間でも描けちゃうので、生産量が増えて、ファンアートづくりがもっと楽しくなるんじゃないかな。

■谷郷社長が登場するホラーゲームを制作中!

――オウガさんは現在、運営であるカバー社の谷郷社長が登場されるホラーゲームをつくっていると伺いました。

荒咬オウガ:もともとホラーコンテンツは好きで、俺でもつくってみようと思っていました。それで肝心のホラー素材をどうしようかなという所で、人間の顔、特におじさんの顔って急に出てきたら怖いよなと考えて。リアルな顔の写真がほしいなと思っていたときに、「あ、社長がおるやんけ」と。

当時谷郷さん、通称YAGOOさんは写真が上がるたびに海外を中心に盛り上がってもいたんですよね。そこでマネージャーに頼んで、撮ってきてもらいました。

――となると、写真素材はこのホラーゲームのために撮り下ろしたんですね。

荒咬オウガ:そうですね。当時就任したばかりの新人マネージャーに「すいません、社長の写真を20枚くらい撮ってきてもらえませんか」ってお願いした感じですね(笑)。YAGOOさんからは伝言で、「ちゃんと完成はさせてください」と言われました。 

――完成が楽しみです。そのホラーゲームしかり、様々なものづくりの過程を配信でも見せられていますが、そういった配信ならではの楽しさはありますか?

荒咬オウガ:人に見せながらつくれるのがまず楽しいですし、こういうツールを使ったものづくりをライブ配信でやってる人は、多分それほどいないんじゃないかな。見ていて楽しいのかどうか俺にはわからなかったんですけど、やってみたら結構来てくれる人が多くて。


――ゲーム実況や雑談と比べて、コメントの内容も違うんでしょうか?

荒咬オウガ:そこまで大きな違いはないですが、「やってほしいこと」とかは来ますね。配信でゲームをつくっているとき、俺から「いいアイデアある?」って聞いたりもしますし、「こんなのどう?」というリスナーのアイデアを採用することもあります。

――それはとても楽しそうなやりとりですね!

荒咬オウガ:あとは配信の中で思いついた仕掛けを組み込んで、実際の動作を見てみんなで盛り上がるのが楽しいです。俺は俺で、やったことに対して「すごい」と言ってもらえると気持ちいいですしね。

■ビルなら5分で壊せる!? 荒咬オウガの規格外の強さ

――引き続きオウガさんのパーソナリティを伺っていきます。2020年4月のデビュー以降、特に印象に残ってるできごとはありますか? 

荒咬オウガ:やっぱり3Dお披露目配信ですね。俺のなかでは1つの目標でしたし、体を動かすのが好きなので、それを見せられる日が来たらいいなと思っていました。お披露目では、リスナーのみんなが「背中見たい!」とか盛り上がってくれたのも嬉しかったです。


――3D化を果たした今、チャレンジしたいことはありますか?

荒咬オウガ:もちろん、いろいろあります。今後3Dでやることの話も進んでいますし、1人じゃなくて、他に3Dになっているメンバーとのコラボもやっていくと思います。

――また一方で魔人であるオウガさんは、人間とは比べものにならない力を持っておられます。身体を動かす際にも、いろいろ気を付けないとですよね。

荒咬オウガ:そうですね、仲間とバトったりはできないかもしれません。

――ちなみに、本気になるとどれぐらいの破壊力があるのでしょうか?

荒咬オウガ:人間界にはめちゃくちゃ硬い小豆のアイスがあるんですけど、簡単に噛み砕けます。あとはビルなら、5分で平らにできますね。

――な、なるほど。これからオウガさんのことを知る人に向けて、オススメのアーカイブはありますか?

荒咬オウガ:去年、俺がつくった楽器を演奏する配信をやったんですよ。楽器をつくれるキットを買って、半日ぐらいかけて組み立てて。そしたらどこで間違ったかわからないんですけど、とても楽器とは思えないようなホラーな音が鳴る呪われた楽器ができまして。それを配信で演奏したら、コメント欄が阿鼻叫喚で楽しかったです(笑)。


■同期や先輩の尊敬しているところ

――前回登場の影山シエンさんから、『最近のマイブームを教えてください』という質問をいただいています。

荒咬オウガ:マイブームは「チャリ爆(ママチャリで爆走すること)」ですね。この風貌でママチャリに乗って、夜誰もいない道を走るんですよ。昼間は賑やかな場所でもその時間には誰もいなくて、静かなのが最高です。爆走といっても、もちろん安全運転ですが。

――チャリ爆を始めたきっかけは?

荒咬オウガ:もともと体を動かすのは好きなんですが、人間界で配信ばかりやっていたら体がなまってしまって。3Dお披露目が決まった後、本番に備えてチャリ爆を始めました。

――もともとは3Dお披露目に向けて、体力をつけるためでもあったんですね。

荒咬オウガ:あとは新しい風景が見られるのが楽しくて。俺が住んでいる家のまわりでも、入ったことのない道ってあるじゃないですか。それで「このあたりは全部回りきったから、もうちょっと遠くへ行こう」ってやってるうちに、1時間半とか2時間とか超えちゃったりして。雨が降ってない日は毎日爆走してます。

――ありがとうございます。質問をくださったシエンさんは同期でもありますが、オウガさんにとってどんな存在なのでしょうか。

荒咬オウガ:頼りにならない所もありますけど……いい意味で、ちゃんとカッコつけられる所を尊敬してます。俺の場合は照れが入っちゃうんですけど、あいつは100%カッコつけきることができるから。


俺の出身は、魔界の中でも魔関西という、ジャパンでたとえると大阪に似た所なんです。なので100%シリアスって自分の中で処理しきれなくて、笑わせたくなってしまうというか、コメディ寄りにしたくなる所があるんですよね。

――なるほど、そこは対照的なんですね。

荒咬オウガ:ただ同期だし、同じタイプよりは違う方向を向いている方がいいのかなとは思います。

――他に尊敬しているメンバーを教えてください。

荒咬オウガ:ロベちゃん(夕刻ロベルさん)ですね。配信の頻度も、やってることの独自性も尊敬しています。ロベちゃんがよくやる「思いついたからとりあえずこの企画やってみるわ」みたいな枠って、俺もたまにやるからわかるんですけど、スベったらまずいじゃないですか。

誰かとのコラボだったら互いにリカバーできるんですけど、一人だと全部自分の責任なんですよね。ロベちゃんはそれを面白くやれちゃうのが、やっぱりすごいなと思います。


■眠れない人は、俺の所に来てほしい

――今後、やりたいことはありますか?

荒咬オウガ壁ドンみたいに、3Dボディを活かしたイベントをやりたいですね。これから新しいイベントもやっていけると思うので、そういう所でリスナーとコミュニケーションを取ったり、新しいリスナーに出会ったりできたらいいなと思います。

――次のホロスターズメンバーに質問したいことを教えてください。

荒咬オウガ:『家賃に糸目をつけなければ、どんな物件に住みたい?』ですね。

――わかりました! ちなみにオウガさんはどんな家に住みたいですか?

荒咬オウガ:個人的に今一番熱いのは、低下層マンションの超高級なやつです。タワマンじゃなくて3~4階建てなんですけど、めちゃくちゃ豪華なんですよ。それで4LDKぐらいあって、防音室も入っていて、風呂でテレビを見られるような部屋があれば、いつか住んでみたいです。今の俺では、いろんな意味で住めませんが……。

――最後に、読者に向けてメッセージや告知があればお願いします!

荒咬オウガ:日々、楽しんで配信しております。深夜帯に雑談をやることが多いんですけど、もし時間が合う人や、夜ちょっと眠れないという人がいたら、俺の所に来てほしいですね。

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