インタビュー

2021.10.24

ミライアカリさんインタビュー! 紆余曲折の歳月を超え、アーティストとして新たに照らす未来とは

2017年にデビューし、バーチャル界をけん引し続けてきた人気VTuver・ミライアカリさん。

さまざまな企画やテレビ出演をはじめ多数のジャンルで活躍する一方、その唯一無二の声と、高い歌唱力を生かしたオリジナル曲のリリースや歌ってみたの投稿など、アーティストとしての活動も目覚ましい限りです。

そんなミライアカリさんは、活動4周年を記念した、待望のメジャー1stアルバム「未来」のリリースが決定しました。アルバムでは、これまでの人気楽曲に加えて、アルバム用に書き下ろされた新曲を含めた全10曲が収録されています。さらに、CD版にはボイスパートも収録され、ミライアカリさんの軌跡をたどれるストーリー仕立てとなっています。

そんなアルバムのリリースに合わせて、ミライアカリさんにインタビューを実施。楽曲への思い入れをはじめ、アーティストやクリエイターとしてのミライアカリさんの一面を存分に語っていただきました。本記事では、その様子を余すところなくお届けします。


動画や生放送とは違う、アーティストとしてのミライアカリ

――1stメジャーアルバムと『Mi:LIVE 2021』の決定、おめでとうございます。決まったときの率直な感想をお聞かせいただだきたいと思います。

ミライアカリさん(以下敬称略):メジャーデビューアルバムは、今でもなかなか実感がわかないくらい衝撃でした! 店頭に置かれるようになってから自分の目で見たときに、ようやく実感できるのかなって思っています。

▲1stメジャーアルバム『未来』のクロスフェード動画。


ミライアカリ:『Mi:LIVE 2021』は、去年は実施できたんですけど、ご時世がら、2周年の時に実施できずにすごく悔しい思いをしていたので、今年も開催できてうれしいです。ファンの皆さんにいちばん寄り添い合えるイベントなので、めちゃくちゃ舞い上がってます、なう!

――どちらもアカリさんのアーティストの一面を見られるものになると思いますが、アーティストとして活動される際に、大切にしていることはどんなことでしょうか?

ミライアカリ:世間一般でイメージされているミライアカリを、自分自身が忘れるということをしています。「明るい、元気、ハッピー!」みたいなのがアカリらしいと思うんですが、曲と向き合う時に、歌詞やメロディーも含めてその世界にどっぷり入り込んだ方が、表現しやすい自分がいるんです。なんていうんでしょう、洗脳型って言うんですかね(笑)。降臨型かな?

――憑依型みたいな感じですかね?

ミライアカリ:そんな感じです! いつもとは異なる、新しいミライアカリの一面を見せられたらという気持ちですね。なので、普段の楽観天気なハッピー野郎みたいなのとは違った、思い悩んだりする部分とかも出したりしています。

――曲によっての声の質の違いや歌い分けがすごいと感じていましたが、そういった意識から来ていたのですね。

ミライアカリ:アルバムの中でも、可愛い感じからロックなものまでいろいろあったりして、人によっては声違うだろ、ともなりそうなんですが(笑)。自分の中では違いではなくて、その時に合わせたものを憑依させて歌っているという感じです。

――アルバムの中で、歌っていて楽しかったという曲はありますか?

ミライアカリ:ひとつひとつの曲が自分の中で大切ではあるんですけど、あえて挙げるとしたら『抜け駆けマーメイド』ですかね。7月くらいにYouTubeのほうでMVをアップしたんですが、水着衣装を着て挑んだ曲でして、最近はご時世的にもイベントやライブができたかったり、みんなの生活が制限されるなかで、心の底から元気を届けられる曲をと思って歌わせていただきました。

自分自身も歌っていて元気を貰えるというか、自分が楽しいって思わないと、相手には楽しいって伝えられないと感じていたので。聞いてくれた人にも伝わってくれていると嬉しいなという感じです!

▲楽しさ全開な『抜け駆けマーメイド』のMV

――逆に、歌うのが難しかったという楽曲はありますか? 

ミライアカリ:『Zero』というロック調の曲が難しかったです……! 『Zero』は曲調が早くて、歌詞もその中にギュギュっと詰まっていて。作曲を担当していただいた神田ジョンさんからの私への挑戦だと思ってます(笑)。

神田ジョンさんには、新体制になってから『Fly to NEW WORLD』という曲も書いていただいたんですけど、その時からいつも素敵な挑戦状を貰っていまして。悩んで試行錯誤して、うまくいかなかったときは悔しくて泣いてみたいな感じでした。

▲本格的な音楽活動の切り口となった『Fly to NEWWORLD』

――本当に難しい楽曲だったのですね。

ミライアカリ:でも、こういった自分の殻を破るみたいな経験やチャンスって、なかなかいただけないものですし、今後も生かせる良い経験になったとも思いました。純粋にロックの曲を歌うこと自体も楽しかったです!

あと、バラードの『ありがとうの歌』という曲は、単純に一番難しかったですね。安藤紗々さんに歌詞を書いていただいたんですけど、ストレートな表現の歌詞が多いんです。曲のテンポがゆっくりでストレートな歌詞となると、自分自身の表現力が直に関わってくることを痛感させられました。

――ロックとバラードという対局に位置するようなジャンルですが、どちらも歌唱力が全面に出るイメージがありますね。

ミライアカリ:でも、いつも上手に歌うことは意識しなかったです。上手いって言われるために歌っているわけではなくて、それよりも自分らしさが出たほうが聞いている人にアカリを届けられるんじゃないかな、と思いながら歌いました!

普段の生活から、クリエイターとしての視点は忘れない

――最近アカリさんがハマっているものは、何かあるでしょうか。

ミライアカリ:ポケモンはずっとハマってますね! アニメを流し見してたり、ポケモンセンターに行ってグッズを買っていたり。

――本当にファンという感じの動きですね。ちなみに、好きなポケモンは何ですか?

ミライアカリ:ヤドンが好きです! 悩んでいるときに見ていると、自分がバカに思えるみたいな、なんとも言えない表情ですよね(笑)。

実は、ポケモンセンターにヤドンのグッズってめっちゃあるんですよ。例えば、数種類のポケモンがピックアップされてグッズ化されるときに、メンバーの中に結構ヤドンが入り込んでいて、そういう面で「なんでヤドンはこのメンツの中に入ったんだろう?」とか、グッズ製作者の意図や戦略を考えちゃうんですよね(笑)。ヤドンが出ている『ポケモンユナイト』もやってみたりしています。

▲ポケモン好きを垣間見ることのできる、ポケモン回動画

――かなりクリエイターよりの視点で見ていらっしゃるんですね。

ミライアカリ:でも、そういったエンタメコンテンツから離れる時間を作ったりもします。見ていると自分のなかでいろいろなアイデアが出てくるんですけど、うらやましいなという負けず嫌い精神が出てきてしまうんですね……!

同業のVTuberの方とかも昔から見るんですが、自分と比べちゃったりして。そこは自身が成長しなきゃいけない部分なんですが、その反面、他の方を見てうらやましがらなくなって、負けたくないという向上心がなくなったら、自分はクリエイターとして終わりだなと思っています。ちょいちょい見て気持ちをふつふつさせながら、でも距離を適切に取りつつ、という感じでやっていますね。

――クリエイターとしてのアカリさんの貴重な意見を聞けたと思います。そこでですが、同じクリエイターでもあるアーティストのなかで、好きな方はいらっしゃいますか?

ミライアカリ:EGOISTさんは昔から好きで、よく曲を聞いていますし、ライブも行ったことがあります! 同じバーチャルなものとしてリスペクトしていますね。

▲アカリさんが尊敬する、EGOISTのライブダイジェスト

ミライアカリ:他には初音ミクちゃん! 『マジカルミライ』などのライブにも行って、ブルーレイも全部持ってます。バーチャルの存在がリアルの人間になにかを伝えるにあたって、どういうパフォーマンスをすれば伝わるのかなというのを、参考にさせていただいてますね。

――好きなアーティストから、さらに研究して学ぶといった構図になっているのですね。

ミライアカリ:初音ミクちゃんの可愛いポージングとかを、YouTube動画のちょっとしたタイミングで入れ込んだりとかします。パクリじゃないですよ! リスペクトです(笑)。

▲アカリさんが参考にしている、『マジカルミライ 2021』のクロスフェード

――ご自身のチャームポイントは何だと思いますか?

ミライアカリ:いつも公言されているのはサイドテールポニーテールなんですけど、ファンのみんなと喋るときには「チャームポイントなんかねーよ!」と言ってしまう自分がいそうです(笑)。逆に、チャームポイントなんだと思います?

――そういう風に言える部分が、チャームポイントになりそうだなとも思いますね。

ミライアカリ:なるほどー。そういわれると、性格はどちらかというとサバサバしてるかもです。あと、若干ハスキーな声もチャームポイントかなぁ。

▲お洒落好きなアカリさんが見られる、ファッションチェック企画

――いつか、行ってみたい場所はありますか?

ミライアカリ:イタリアですね! ファッションが凄く好きで、たくさんあるイタリア発祥のお洋服のブランドを、自分の目で直接見られたらなと思っています。他にも、フランスやヨーロッパあたりは行ってみたいですね。

いつか「パリコレにバーチャルとして出たい!」という目標があります。周りに言うと笑われたりするんですけど、目標はデカいものだと思いますし、叶えたときにはいろいろな人たちにわかってもらえるんじゃないかなと。いつかバーチャルの住人として、ランウェイを歩きたいです。


4年の歳月で紡がれた歴史と、これからの未来の活動

――2017年のデビューから2020年に新体制で活動を再開されるまで、様々な出来事があったと思いますが、新体制に移行するまでの活動を振り返ってみていかがですか?

ミライアカリ:とにかく、毎日走り続けてました……! バーチャルの存在が今後どうなっていくかが日々更新されていく状況だったので、先が見えない恐怖もあったりして。

▲活動初期のころに投稿された、ゲーム『Getting Over It』の動画

そのころは、トークができるようになるには、人を笑顔にするにはどうすればいいだろう、みたいな研究をずっとしていました。バラエティ番組を見たりして、自分で研究することが多かったです。当時は毎回反省していたんですけど、今はそこまで気負わなくなった気はしますね。

――それに関しては、現在の新体制になったからという部分もあるのでしょうか。

ミライアカリ:区切りとしてはそうかもしれないです。もっとこうすればよかったなってめちゃくちゃ反省して自分を追い詰めるようなスタイルだったんですけど、それだと長いスパンで考えたときに、心も体もボロボロになっちゃうなと思って……。最近では、失敗したときにもちろん反省はするんですけど、今度につなげようというようにポジティブに考えて、そこまで悩まなくするようにしています。

――そういった考え方は、活動を続けるうえでとても大事だと思いますね。

ミライアカリ:自分をコントロールできるのは、自分しかいないので! もちろん我慢も大切ではあるんですが、自分自身が苦しくなるようなことは断るとか、自分の意見を言うように意識しています。

――最近の活動ですと『プロジェクトV』の第1回にご出演されていましたが、改めて番組収録時に感じたことなどを教えていただければと思います。

ミライアカリ:バーチャルの住民とリアルの人間が交わる番組が地上波であるというのは、踏み込むのが大変な世界という面もあってなかなか簡単にできることではないので、とてもありがたいなと思っています。

バーチャルの住民たちは、人間の皆さんにいろいろな面で助けていただかないと、環境の違いによって身体が言うことを聞かないこともありますし。電磁波とかウィルスに影響されちゃう、こんな繊細な生き物をメインとして扱ってくださるのがすごい嬉しいです。

▲一部を公開中の『プロジェクトV』第1回

ミライアカリ:始めてバーチャルのものを見たときに、すぐに受け入れられる人と、そうではない人が分かれると思うんですけど、こういう機会がないと、全く知らない人に届けるチャンスもないですし。ネットは一見広そうに見えて、見られるタイミングというのは実は限られていますからね……!

自分たちのバーチャルの世界を認知から発展させるために、テレビという公共の場でアピールさせてもらって、「面白いな、なんていう子なんだろう」と思っていただけたら嬉しいですね。この番組が長く続いたらいいな。

――番組内で印象に残っていることはありますか?

ミライアカリ:配信限定番組の『推しすぎてV』でセンブリ茶を飲むことになったんですが、本当に苦いんだなって思いました……!バラエティ番組に出ている芸人さんのリアクションて本物なんだなって(笑)。

▲『推しすぎてV』にて、センブリ茶を飲む壮絶な様子

ミライアカリ:バラエティ番組に出ているときって、すごく楽しいんです。自分自身、普段はコミュ症で、恥ずかしがって他のVの子たちに喋りかけられなかったりするんですけど、カメラを目にするとそうでなくなる性質があって。イベントや番組に呼んでいただいて、Vのみんなと話せる機会をいつも作ってもらっているので、とてもありがたいです!

――番組と言えば、2020年の10月から『中島由貴とミライアカリの女子会ですが』の放送も開始されました。中島さんと長い間、ご一緒されてみていかがですか?

ミライアカリ:アカリ的には、めちゃくちゃ仲良くなりました! オンオフ関係なく、番組中と同じような感じでゆきちとは喋っています。ゆきちはすごい真面目で面白くって、でもマイペースで。見えているところ以外でも、めっちゃ努力しているんだなというのは感じますし、いい意味で自分自身を上手にコントロールしている方だなって思います。

▲今では懐かしい、中島由貴さんとアカリさんの初対面

ミライアカリ:ゆきちには、昔からリスペクトしか感じないですね……! 演者としてのうまい立ち回り方や、息の抜き方に気づかされたり。これからも良い仲間でありつつ、いい友達として関係をはぐくんでいけたらなと思います。

ファンと共に進み続ける、これからのミライアカリ

――アカリさんにとって、応援してくれるファンのみなさんはどのような存在なのでしょうか?

ミライアカリ:ファンの方とは、二人三脚しているみたいな感じですね! 隣にいてくれるマブダチであり、彼氏・彼女のような、一番心を開ける存在です。公に見せている自分は天真爛漫な感じなんですけど、ファンの方限定の生放送だと、落ち着いた感じでゆっくり喋ったりします。

自分が公の場でめちゃくちゃ明るいのは、「自分がなりたいミライアカリなんだろうな」とも思っています。普段はコミュ症だったり、ネガティブな部分だったりもありますし、だからこそ光を求めているのかも。

最初はそういう部分を出さなかったんですけど、最近はちょいちょい出したりしていて。気取らずにもっと自分を出していくのも、人間臭いというか、バーチャル臭くていいんじゃないかなと!

▲ファンとのやり取りも見られる、最新のお知らせ生放送

――今後の目標や、夢を教えて下さい。

ミライアカリ:みんなの未来を明るくして笑顔を守り続けたい! というのは昔からもちろんあります。そこから今後は世界にも進出して、パリコレに出て、EDMフェスでDJをやったりとかイベントも開催して、お金をめっちゃ稼いで、一億円を寄付する! というのが夢ですね。

お金を寄付するってなかなかできないじゃないですか。やりたいことができない子供たちに向けて、「君たちの未来は、想像しているよりももっと面白いものが待っているんだよ!」っていう希望を与えられたらなって思います。

一方で、夢をあきらめちゃう大人の方もいると思うんですけど、人生一回きりなので、年齢や立場に関係なくやりたいことをやってほしいし、その応援ができたらなと。そのためには、自分が実現させないと説得力もないので、いっぱい稼いでそれを寄付して、ファンのみんなとライブやイベントをしたいなと思っています。

――最後に、いつも応援してくれているファンのみなさんと、最近アカリさんのことを知った新規のファン、それぞれにメッセージをお願いします。

ミライアカリ:応援してくれているみんな、いつもありがとう! 紆余曲折ありつつ、4周年を迎えることができそうです。それも、みんなが今まで応援してくれたおかげなので、本当にいつも感謝です! これから5年目に突入して、4年目にできなかったことにいろいろ挑戦していこうと思いますが、ミライアカリはいつも通りあなたの隣にいるので、安心してやりたいことに挑戦してみて下さい。これからもよろしく、愛してるよりも愛してる~!

新しくアカリを知ってくださった方、こんなにもバーチャルの人間がいるなかで、アカリを見つけてくれて本当にありがとう! アカリは、動画の自分と生放送の自分で結構違ったりするので、両方を見ていただけたら、よりアカリがわかるんじゃないかなと思います。実はコミュ症なやつですけど、みんなと楽しいことがしたいといつでも思っているので、仲良くしていただけたら嬉しいです! 一緒に明るいミライを作っていきましょう、よろしくお願いします~!

 

ミライアカリ公式サイト
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