レポート

2022.07.31

ダンスとxR技術が生み出すバーチャルライブ新時代が到来! 「いろはにほへっと あやふぶみ」「花譜」「VALIS」がステージに立った「xR ARTISTS SUPER FES 2022 DAY2」レポート!

2022年7月2日、3日に、リアルとバーチャルの垣根を超えたxRライブ「xR ARTISTS SUPER FES 2022」が開催されました。

フェスのタイトルにもなっている「xR」とは、最新技術を活用して、現実世界と仮想世界を融合し、現実にはないものを知覚できるようにすること。xR技術を駆使して繰り広げられる本ライブは、まさに新時代を体験できる大型イベントとなっていました。

今回のレポートでは、フェスに参加した「いろはにほへっと あやふぶみ(白上フブキ、百鬼あやめ、大神ミオ)」「花譜」「VALIS」らを中心に「xR ARTISTS SUPER FES 2022 DAY2」の様子をお届けします。

xRの祭典は、まだまだ終わらない!

スペシャルな映像・ライブ体験を実現したDAY1に続き、今回もMCはミライアカリさんが担当。

前日を振り返りつつ「アドレナリンが止まらない! 幸せ!」と、オープニングからトップギアです。

ライブは、神出鬼没のバーチャルサーカス団「VALIS」からスタート。

「物換星移カタルシス」を、息の合ったキレッキレのダンスとともに届けます。歌はもちろんですが、彼女たちの魅力はパワフルでしなやかなダンス。xR技術とは特に相性が良いと感じました。

特にxR技術の真骨頂が発揮されたのは、2曲目「革命バーチャルリアリティ」でしょう。今年6月に、本楽曲をリアレンジした花譜さんとのコラボ「神聖革命バーチャルリアリティ」が発表され話題となった楽曲です。今回はオリジナルを生バンドアレンジでの披露となりました。

パフォーマンス中には、彼女たちのダンスに合わせ、それぞれのメンバーカラーのオーラが粒子のように出現。暗転を用いた幻想的な演出は、まさに「妄想側においでよ」と誘う本楽曲にベストマッチ。それと同時にVALISが持つ「逆境に立ち向かうパワフルな面」「ダークなコンセプトが生み出すミステリアスな面」を表現しているかのようでした。

続いてステージに立つのは、花譜さん。「過去を喰らう」「海に化ける」のスペシャルメドレーを披露します。花譜さんのライブでは鉄板のメドレーは、毎回アレンジされる曲の繋ぎが聞きどころの一つです。今回は「海に化ける」のAメロを取り入れる形でした。

また、2019年に発表された「過去を喰らう」と、2021年に発表された「海に化ける」は、続編・アンサーソングと言われており、一部の歌詞やメロディに共通する部分があります。本ライブで初めて花譜さんの魅力に触れた方は、聴き比べてみることをオススメします!

もちろん、彼女のステージを華やかにするxR技術も見逃せません。小さな体を取り巻く水の渦の演出は、「海に化ける」MVでのワンシーンに酷似しており、それがライブで再現できることに驚きを隠せませんでした。

さらにスペシャルゲストとして、花譜さんから生まれた人工歌唱ソフトウェアである音楽的同位体 可不(KAFU)が登場。2人で「フォニイ」を披露するサプライズも。

これにはミライアカリさんも「こんな共演、聞いてないよ!」と、大はしゃぎしていました。


そして、DAY2のバーチャルのラストは、ホロライブに所属する白上フブキさん、百鬼あやめさん、大神ミオさんからなる「いろはにほへっと あやふぶみ」が飾ります。

1曲目はユニット初の楽曲「おにけもだんす」から、ステージを自分たちの色に染め上げます。思わず体を揺らしたくなるリズムに、「やっぱりケモミミ可愛いよ」「やっとみつけたお嬢さま」などのガチ恋口上と、ライブ映えする和をイメージした一曲。普段の配信でもよく使われるワードも飛び交い、ファンには堪らない歌詞にも注目です。

MCでは、豪華メンバーが集結する今回のフェスに参加できたことを喜びつつ、「画面の向こうでガチ恋口上してくれた?」と投げかけます。披露した楽曲については「歌ってる側も楽しい曲だよね!」と、ご本人たちからも太鼓判が押されました。

続いて和ロックが心地良い「百花繚乱花吹雪」と、初披露となる新曲「椿」を連続で熱唱。新曲については、「今までにないしっとりとした仕上がり。雅な感じと、今っぽい感じが融合された不思議な曲」と説明。ステップに合わせて足元に広がる波紋や、振り付けと一緒に花びらが舞い上がる演出は、まさに和をテーマにする「いろはにほへっと あやふぶみ」らしさが満開でした。

他にもDAY2では、「ラブライブ!スーパースター!!(Liella!)」「アイドルマスターシリーズ(THE IDOLM@STER FIVE STARS!!!!!)」といった豪華メンバーが、歌とダンスでライブを盛り上げました。

DAY2で特に印象付けられたのは、ダンスとxR技術の親和性の高さです。動きに合わせてエフェクトが宙を舞い、一歩先の表現を可能にしていると感じました。この先の遠くない未来に、さらなる技術の活用や進化が待っていると思うと、ワクワクせずにはいられませんね。

最後は2日間MCを務めたミライアカリさんが、「一週間はこれで食べていけるくらいのフェス! 最強のxRライブフェス誕生の瞬間にお立ち会いいただき、ありがとうございました!」と締めくくり、リアルとバーチャルの垣根を超えたxRライブ「xR ARTISTS SUPER FES 2022」は幕を下ろしました。

なお、「xR ARTISTS SUPER FES 2022」は2022年8月1日までアーカイブ視聴が何度でも可能! ぜひ、この機会に2次元と3次元をつなぐxR技術を体験してください!
 

TOP
TOP