
Re:AcTに所属するVTuber、花鋏キョウさんが2022年7月30日に花鋏キョウ生誕記念ライブ「DAWN」を開催。「DAWN」には“夜明け”という意味があり、夜明けに至るまでのステージ演出とその情景に合う全13曲のセットリストにより披露されました。
本記事ではライブ直前の花鋏キョウさんに行ったインタビューに加え、ライブレポートをセットでお届けします!
「DAWN」直前インタビュー!
――約3年ぶりのワンマンライブ開催おめでとうございます。まずは意気込みをお聞かせください。
花鋏キョウさん(以下、花鋏さん):復活を温かく迎えてくれて、楽しみに待って下さっているファンの方々のために、最高のライブにします! 休止明けで緊張と不安もありますが、3年前より成長した姿を見せたいです。
――今回のライブ『DAWN』のコンセプトが夜明けということですが、こちらに決めた経緯をお聞かせください。
花鋏さん:休止明け後に発表した、新曲の「Under」から繋がったライブになっているので、その流れで夜明けの『DAWN』になりました。詳しくは是非ライブを見に来て下さい!
――ライブではここを注目して観てほしいなどございますか?
花鋏さん:ライブタイトルの『DAWN』に沿った、セトリや演出・照明に注目して下さい。ライブステージもすごく素敵に仕上げて頂いたので、お楽しみに!
――本ライブのセットリストを決める際に意識したことは何かございますか?
花鋏さん:前回のワンマンでも“時間の流れ”を軸にセトリを組みましたが、今回のライブもコンセプトと合った“時間の流れ”に沿うセトリを組んでいます。
――現地にはコラボドリンクがあるということで、花鋏さんも監修されたかと思うのですが、どういった要望をしたのかお聞かせください。
花鋏さん:「Luna(月)」も「Alba(夜明け)」も、爽やかな味になるように考えました! 「Luna」はキョウのイメージからの青に、月をレモンに見立ています。「Alba」は夜明けをイメージしたピンクグレープフルーツに、酸っぱくなりすぎないようにピーチをトッピングしてもらいました!
――ライブ後すぐに「バーチャルTIF」のメインMCと出演も決まっていますが、こちらへの意気込みもお聞かせください。
花鋏さん:話す事が苦手で、その分自分の思いを作詞や歌に乗せて活動してきたので、今まで経験の無いメインMCにかなり心配はありますが、楽しみながら精一杯頑張ります!
――新曲の『Under』についてもお話を伺いたく、まずはコンセプトからお聞かせください。
花鋏さん:復活して新しいキョウを見せたいと言う思いで、今までリリースしてきた曲達とはガラッと変わった楽曲になっています。初めて生音で、ストリングスの演奏もして頂きました。曲のキー含め、挑戦の意味も込めた、夜明け前の曲です。
――花鋏さん側からクリエイターへ、曲を制作する際に特別なオーダーは何かございましたか?
花鋏さん:夜明けの雰囲気が曲調から伝わるようにお願いしました!
――花鋏さんが歌う際に心掛けていることは何かございますか?
花鋏さん:沢山の方に聴いていただけるようになって、「人の為になる歌が歌いたい」と言う意識に変わったので、聴いてくれる方の心を動かせる歌を心掛けています。
――今後の活動で注目してほしいことや、目標はございますか?
花鋏さん:今後リリース予定の楽曲では自分自身で作詞もしていたりするので、是非楽しみにしていて頂けたら嬉しいです。
――今後チャレンジしてみたいこと、やってみたいと思っていることがあったら教えてください。
花鋏さん:今までやってこなかった配信にも少しずつ挑戦していきたいです。
――ライブを楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
花鋏さん:久しぶりのワンマンで、成長したキョウを見せられるように準備頑張ります! みんなで最高の一日にしましょう!
花鋏キョウさん生誕記念ライブ「DAWN」レポート!
『vivid』の披露とともに始まった本ライブ。間奏では「今日はみんなで最高の1日にしましょう!」とファンに声を掛け会場を盛り上げます。続く『Monochrome』では花鋏キョウさんの透明感ある声で歌い上げていました。
MCに入りファンへの挨拶終えると、出だしから音が出なかったなどのアクシデント続きであることを笑いながら話します。
ワンマンライブでは初公開となる『Rainy』と花鋏キョウさんのYouTubeチャンネルで人気のカバー曲、『名前のない怪物』を2曲続けて披露します。披露後に花鋏キョウさんから「最後の最後でみんなに見えないマイクのケーブルが抜けて超焦った!」という裏話をいただきました。
続いて『Moment』と『All Night』を披露。「Momentは瞬間をテーマに作っていただいた曲で、All Nightは自分で作詞した曲になります。」と話し、自身で作詞した『All Night』について語り始めます。活動を通しての出会いを歌詞にしたこと、歌を通して多くの人に出会えるようにという花鋏キョウさんの願いを歌っている曲だということを話していました。
『Starry』と『Violet』、さらに『Under』を歌い上げます。『Starry』ではサビ部分で星が流れる演出、『Violet』では手からカラフルな星のエフェクトが出現しファンを魅了していました。また、『Under』を披露している途中で夜明けになり、幻想的な演出になっています。
陽が昇ったところで『蒼に躊躇う』と『Daisy』を披露。『蒼に躊躇う』を歌う前には“フェイク”が入り、サビでは蝶が舞うという神秘的な演出になっていました。
この日最後の曲になると話した花鋏キョウさんは、最後の曲は新曲であることを発表します。「最後の曲は“Under”から夜明けに向かって朝へつなぐ曲となっています」と話す、曲のタイトルは『Purple』。完全に陽が昇った海上ステージで披露されたこの曲はとても叙情的で、感情豊かに歌う花鋏キョウさんにぴったりの曲だと感じました。
『Purple』を歌い終え、会場を去る花鋏キョウさんでしたが、会場の手拍子とコメント欄のアンコールに応えて再び登場します。花鋏キョウさんの曲の中でも中毒性のある曲、『paradøx』を披露しました。「今日はみんな本当にありがとうございました! バイバイ! またね! 」と言って本ライブは幕を閉じました。
■セットリスト
01.『vivid』
02.『Monochrome』
03.『Rainy』
04.『名前のない怪物』
05.『Moment』
06.『All Night』
07.『Starry』
08.『Violet』
09.『Under』
10.『蒼に躊躇う』
11.『Daisy』
12.『Purple』
アンコール
13.『paradøx』