レポート

2022.10.16

健屋花那さん、リゼ・ヘルエスタさん出演の『Lie:verse Liars』配信特番をレポート。コミック&ノベルで展開されるストーリー、新たなキャストの情報も公開

2022年7月24日(日)に開催された“MF文庫J『夏の学園祭2022』”。さまざまな作品の特別番組が放送される中、にじさんじのライバーたちが俳優として出演する作品『Lie:verse Liars』(リーバースライアーズ)の配信特番が放送されました。

番組には声優の石井孝英さん(以下、石井さん)、江口拓也さん(以下、江口さん)、八代拓さん(以下、八代さん)、羊宮妃那さん(以下、羊宮さん)に加え、にじさんじライバーの健屋花那さん(以下、健屋さん)、リゼ・ヘルエスタさん(以下、リゼさん)が出演。さらにMCとして百花繚乱さん(以下、繚乱さん)が登場しました。

今回は、豪華なメンバーが揃った『Lie:verse Liars』配信特番の模様をお届けします。

『Lie:verse Liars』とは? ステージで声優さんと共演するリゼさんと健屋さん 

MCの繚乱さんに続き、石井さん、八代さん、江口さん、羊宮さんが登壇。そしてARで健屋さん、リゼさんが登場します。リゼさんの真面目な性格からか、後ろにいる繚乱さんの方を見ることがしばしば。その度にカメラに背中を向けるので、繚乱さんから指摘され、笑いが起きるという一幕もありました。

まずは、VTuberを知らない人に向けてリゼさんから、VTuberとは何か、にじさんじとはどんなグループなのか紹介されました。

ひと通りの自己紹介が終わった後、『Lie:verse Liars』のPVが上映。PV視聴後の感想で健屋さんが「自分の声が聞こえてくるとびっくりします」と回答していました。その後、繚乱さんから作品の概要が簡単に紹介されました。

作品のキャッチコピーは「――それは、噓と真実が入れ替わった世界。」、舞台は架空の世界である森浜市。その街の裏に存在する“偽世界”が原因となって起こる事件に対し、“覚醒者”なった若者達が挑んでいくというストーリーになっています。

繚乱さんが石井さんに向けて「“偽世界”だったり“覚醒者”だったり、聞きなれないワードが飛び出しているんですけど」と聞くと、石井さんは「用語の意味などはまだ説明できないんですけど、今後作品を読んでいただければ分かると思うので楽しみにしていただければと思います」と答えました。

石井さんの回答の中で“読む”というワードが出てきたことに繚乱さんが触れ、作品がどういったもので展開されるのか紹介されました。

この作品はメディアミックスとして、コミック、ライトノベルの2つで展開され、同一の世界観と舞台を共有しつつ異なるキャラクターに焦点を当てて物語が進んで行き、コミック版には、石井孝英さん演じる「時任廻(ときとうめぐる)」、健屋花那さん演じる「姫川沙希(ひめかわさき)」、江口拓也さん演じる「諏訪原陣(すわばらじん)」が登場。ライトノベル作品には、八代拓さん演じる「灰空瑠宇(はいぞらるう)」、リゼ・ヘルエスタさん演じる「雉子優良希(きぎすゆらぎ)」、羊宮妃那さん演じる「狛芽献(こまめこん)」が登場することが発表されました。

さらに、繚乱さんから「登場キャラクターの声を担当する形になるんですか?」と聞かれると、リゼさんが「もちろん、声も演じさせていただくんですけど、いわゆる俳優としても参加することになっています」と回答。さらに、リゼさんはキャラクターのビジュアルにライバーたちの面影があることにも触れました。

そして、ここでボイスドラマとボイスコミックの制作決定が発表されました。

石井さん、健屋さん、リゼさんは既に収録を終えているそうで、「健屋さんはとにかくテンパってましたね」と、当時の様子を石井さんと健屋さんが語る場面も。一方、リゼさんは一人で収録をしたそう。寂しそうに語りながらも「初回から声優さんと一緒だともっと大変なことになってたかも」と話していました。

『Lie:verse Liars』のキャラクター紹介

続いてはキャラクター紹介のコーナーへ。それぞれが自分の演じたキャラクターを紹介するという形で行われました。

まずコミック側のキャラクターから。
名前は「時任廻」。森浜市に住む高校2年生。変われない日常に浸り生きてきた廻の世界は、とある出来事をきっかけに大きく変わってしまう。覚醒者としての力に目覚めた廻は、自身の目的を果たすべく、仲間と共にあまたの偽世界へと渡ることを決意する。

石井さんの第一印象は等身大の高校生。主人公的な一面はありつつも、幼馴染の姫川沙希に対して冷たく当たってしまうようなツンデレなところもあるそうです。

名前は「姫川沙希」。廻の幼馴染。しっかり者で誰にでも手を差し出せる優しさの持ち主。高校でも人気者で、いつも誰かに頼られている。

健屋さんの第一印象は「憧れの女の子でクラスにいたら誰でも好きになってしまうような子」で、演じる際に「もう少し清楚でお願いします」と言われるくらい清楚な女の子です。

名前は「諏訪原陣」。覚醒者クラン“フラフニ”所属のメンバー。常に一歩引いた位置から物事を見据え、陰ながらチームを支える大学生のお兄さん。優しく落ち着いた性格で、一部の同じクランメンバーから懐かれている。

江口さんは、作品がまだ展開前ということもあってあまり情報を知らず、優しそうくらいの印象だそうですが、江口さん曰く、「こいつは怪しい」とのことです。

次に、ライトノベル側のキャラクターの紹介。
名前は「灰空瑠宇」。高校2年生で覚醒者。覚醒者クラン『B.E.(バタフライエフェクト)』に所属するチームAshのリーダー。軽口ばかりのひねくれ者だが、なぜか周囲からの信頼は厚い。癖のあるチームメンバーと共に偽世界事件を解決し、衝突する覚醒者たちの間で立ち回る。どうやら他人の思考を読み取ることができるらしい。

八代さんは「掴みどころが難しいキャラクター」で、「どういう人間なのか気になるキャラクター」と話していました。

名前は「狛芽献」。覚醒者クラン『B.E.(バタフライエフェクト)』所属でチームAshのメンバー。常に瑠宇の周囲一定距離内にその姿が観測される、自他共に認めるストーカー。瑠宇の見せるひねくれを唯一完璧に看破できる存在でもある。

羊宮さんの印象は「瑠宇くんがとにかく大好きな子」。「献ちゃんを愛すなら、瑠宇くんを同じくらい愛そうと思いました!」と話していました。

名前は「雉子優良希」。かつて天才と称されていた人見知りの女の子。他人を信用できないトラウマを抱えている。中学最後の夏休み、突然「何か」が見え始めたその日に妙な男と出会い、覚醒者になることを決意する。現在は、とりあえず高校1年生。

繚乱さんから自分と似ている部分について聞かれると、リゼさんは以前、自身の配信で黒マスクをしている人は陽キャだと言ったことに触れ、自身のキャラクターが黒マスクをしているので最初の収録に黒マスクをしていったことを語りました。

嘘を見抜け! ライアープロフィール

次のプログラムはキャスト同士の親睦を深めるためのコーナーということで、「嘘を見抜け!ライアープロフィール」が行われました。『Lie:verse Liars』の“嘘”や“偽り”というキーワードにちなんで、プロフィールのどこに嘘があるか見抜いていくことになります。

対決はコミックサイドvsノベルサイドに分かれることに。出演者が全員やる気を見せる中、江口さんはさらに人一倍気合いが入っている様子でした。

まずは、石井さんのプロフィールから。リゼさんが一番最初に手を挙げ、「趣味のメガネ収集」が嘘だと指摘します。その理由は、「今メガネをつけていないから」。これがまさかの一発正解でした。石井さんはリハーサル中にメガネをかけるなど事前に仕込みをしていたそうなのですが、リゼさんに正解されてしまいました。

次のプロフィールは八代さん。どこに嘘があるか分からないという考えから、江口さんと石井さんはプロフィールの写真に嘘があると答え不正解。他のキャスト陣も次々回答しますが、誰も当てることができませんでした。正解は「中学の時、自分のオリジナルソングを作っていた」。本当は、オリジナルの漫画を描いていたそうです。

続いては健屋さんのプロフィール。八代さんと羊宮さんが挑戦するもことごとく不正解になってしまいます。しかし、一部の視聴者及びリゼさんは答えが分かっている模様。繚乱さんに「トドメを刺してください」と言われ、リゼさんが「日課の毎朝起きたら掃除です」と回答し、見事正解。さらには、部屋が汚いことまでバラされてしまいました。健屋さんは「部屋の掃除はしたくない」と言い切るも、その発言に「掃除は大事だよ!」と石井さんから突っ込まれてしまうのでした。

次は羊宮さんのプロフィール。健屋さんが「嘘があるということが嘘です」と、答えると羊宮さんから「すみません。嘘をついてます」と返答され、出演者が大盛り上がり。しかし、誰も正解することができず、答え合わせとなりました。正解は”ここだけの秘密”にある「静かな空間じゃないと寝られないので耳栓をして眠ります」。本当は逆で、静かな空間だと寝れないそうです。その羊宮さんを食い入るように見る健屋さんとリゼさんが映され、男性陣から「近い近い」と言われていました。

その次は江口さん。本人は「かましたるぜー!」と意気込みましたが、プロフィールはいたってシンプル。これにはリゼさんも「そんなツッコミどころがない……」と漏らしてしまいました。加えて、八代さんから「バンジージャンプが嘘です」と一発で当てられてしまいました。

最後はリゼさんの番に。最初に回答したのは江口さん。江口さんは「好物のパスタ」と回答し、理由を聞かれると「パスタって言いたいだけなのかなって」と、先ほどの悔しさを見せながら答えました。リゼさんから「本当にそれが正解でいいんですか?」と聞かれ、「ファイィナルアンサァァー!」と答えた江口さん。そして、見事正解。実は、他の出演者のプロフィールは正解が一つなのに対し、リゼさんのプロフィールは好物が3つとも嘘という問題でした。さらに、羊宮さんがプロフィールの気になる部分として「日課のアスファルトをながめること」にツッコミを入れる場面もありました。

そんなこんなでゲームは終了し、結果は1-3でノベルサイドが勝利しました。

『Lie:verse Liars』最新情報

ここからは『Lie:verse Liars』の最新情報が公開。まずは、ノベル連載が8月17日よりWeb小説サイト『カクヨム』のMF文庫J公式ページで開始されます。原作はLiars Alliance、著者は鳳乃一真さんが担当。

続いて、コミック連載が2022年9月27日より月刊コミックアライブ、Web漫画サイトComicWalker内のアライブ+、ニコニコ漫画で同時連載が開始します。原作はLiars Alliance、作者は小町さんぺいさんが担当。そして、発売に先駆けて、7月27日発売の月刊コミックアライブで巻頭記事特集がスタートされています。

詳しい情報は公式Twitterで発表されるということでぜひチェックしてみてください。

さらに、他にも出演するにじさんじライバーとキャラクターが紹介されました。まずは1人目、加賀美ハヤトさん演じる「佐神駿河(さがみするが)」。覚醒者クラン“フラフニ”のクランマスターで楽しくがモットーのお気楽ポジティブな性格の大学生です。

2人目はシェリン・バーガンディさん演じる「尾崎庵(おざきいおり)」。覚醒者クラン“フラフニ”のナンバー2で、森浜市の進学校に通う高校3年生です。

3人目は叶さん演じる「久我夜色(くがやしき)」。会員制クラブのバーテンダー兼オーナーであらゆる秘密を取り扱う謎多き情報屋です。

発表が終わると、配信終了の時間に。最後に、出演者それぞれから視聴者に向けてメッセージが送られました。

石井さん「ここから『Lie:verse Liars』はどんどん盛り上がっていきますので、情報を追っていただいて、ボイスコミックとボイスドラマ等もぜひ見ていただければと思います。これからもよろしくお願いします!」

八代さん「コミック版だけでなくノベル版も非常に読みやすくなっているので、是非読んでいただけたらと思います。そして、VTuberの皆さんが当てる声もキャラクターとパーソナルが重なる部分があって、皆さんと一緒に楽しめたらと思っておりますので、これからもよろしくお願いします!」

江口さん「今出ている情報で非常にワクワクしていると思うのですが、僕自身も自分のキャラクターがどうやって関わっていくのか楽しみで、皆さんもそれぞれの楽しみ方があると思うので是非楽しんでいただきたい!」

羊宮さん「まだまだ未発表のことも多いんですけど、楽しみに続報をお持ちいただけますと嬉しいです。今後ともよろしくお願いします!」

リゼさん「今日のイベントでどんな感じで進んで行くのか分かってもらえたら嬉しいなと思います!やっぱりパスタより米だよな!ありがとうございました!」
健屋さん「これから『Lie:verse Liars』どんどん大きくなって色んな話が出てくると思います。それを皆さんと一緒に楽しんでいけたらと思います。まだまだ頑張るので応援どうぞよろしくお願いします!」

様々な媒体で、個々人に合った楽しみ方ができそうな『Lie:verse Liars』。今後の展開に注目です。

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