コラム

2022.10.30

【#にじスプラ祭り】総勢90名以上のにじさんじライバーが参加した『スプラトゥーン3』カジュアル大会。上位2チームのエキシビションマッチを中心に、大盛り上がりを見せたお祭りをレポート。

発売直後から話題となっている大人気シューティングゲーム『スプラトゥーン3』(Nintendo Switch)の、にじさんじ大会が2022年10月16日(日)に開催されました。その名も“にじさんじスプラ祭り”! 総勢90名以上のにじさんじライバーが参加する、大規模な大会となりました。元にじさんじEN、ID、KRなどの海外勢が参戦しているのも嬉しいポイントです。

■“にじさんじスプラ祭り”本配信&神視点

大会主催者を務めたのは、不破湊さんフレン・E・ルスタリオさん。両者ともに大の“スプラ好き”として知られています。

『スプラトゥーン』シリーズは1チーム4人で構成されています。
パワーバランスを考えた上で抽選会が行われ、決定したチームメンバーがこちら。

そして気になる大会のルールですが、『スプラトゥーン3』に実装されているルール全てを使用!
ガチエリアガチアサリガチヤグラガチホコナワバリバトル、の5種類を、それぞれのチームが3回ずつ行います。ですので、1チーム15戦行われる想定です。
総当たり戦ではありませんが、ひとつのチームと対戦するのは全15試合中1回のみとなります。AチームとBチームがガチエリアで対戦したら、他のルールに試合が移行したとしてもAチームvs.Bチームの組み合わせはありません。

また、勝利数が最も多い上位2チームによるエキシビションマッチも開催されました。
もし同着で3チーム以上いる場合は、勝利したうちのノックアウト数が多いチームが優先されます。
エキシビションマッチはガチエリア、ガチアサリ、ガチヤグラ、ガチホコ、ナワバリバトル、の5種類のルールを1回ずつ行い、最終的な勝利数で真のMVPを決めていきます。


大混戦を極めた15試合でエキシビションマッチへ進んだのは……?

チームメンバーを決めた抽選会から本戦まで約1週間という短い期間の中、それぞれのチームが練習、戦略の組み立てを行っておりました。
やはり練習試合や対抗戦を熱心にやっていたチームの立ち回りが上手かった印象です。『スプラトゥーン』シリーズの対戦モードはいわゆる“ルール関与”がキル数より勝敗に直結しているため、チーム内での役割、ルールにマッチした武器選び、報告、連携が大事になってきます。

葛葉さん率いる“セカンドペンギン”や、エクス・アルビオさんが率いる“ペラペラチクチクペッパーズ”が順調に連勝を重ねていたのが印象的です。あわや全勝、という勢いでした。

また、練習の対抗戦で社築さん率いる“ジェネギャ~”に苦戦を強いられていた花畑チャイカさん率いる“ひきにく連合”が、本番では善戦を繰り広げていたことも印象深かったです。

本戦15試合を終えて、最終的なチーム順位がこちら!

1位  セカンドペンギン(12)
2位  ペラペラチクチクペッパーズ(12)
3位  おさしみ~ん(12)
4位  スカイスクレープ(11)
5位  ひきにく連合(10)
6位  負けたらタイキック(10)
7位  えまふる王国(10)
8位  楽園のにゃんにゃらカフェ(9)
9位  てっぺん(9)
10位 魔王と三従者、よぎぽぐ騎士、WoB(9)

※()内は勝利数
※同数の場合はノックアウト数を優先

TOP10のどのチームも、総試合数の半分以上勝利している事実に驚きを隠せませんでした。カジュアル大会、お祭りとはいえ、レベルの高さが窺えます。

そしてMVPを獲ったのは、“セカンドペンギン”、“ペラペラチクチクペッパーズ”、天宮こころさん率いる“おさしみ~ん”の3チーム!
さらにノックアウト数で順位を絞り込み、エキシビションマッチを行う上位2チームとなったのは“セカンドペンギン”と“ペラペラチクチクペッパーズ”になりました。

■“セカンドペンギン”葛葉さん視点

■“ペラペラチクチクペッパーズ”エクスさん視点

■“おさしみ~ん”天宮さん視点


上位2チームのブレインと連携力はやはり凄まじい

“にじさんじスプラ祭り”のラストを飾ったのは“セカンドペンギン”(葛葉さん、ローレン・イロアスさん、山神カルタさん、セフィナさん)と“ペラペラチクチクペッパーズ”(エクス・アルビオさん、矢車りねさん、四季凪アキラさん、ライラ アルストロエメリアさん)によるエキシビションマッチ。

初戦・ガチエリア
構成は葛葉さんが52ガロン、ローレンさんがスプラシューター、山神さんがわかばシューター、セフィナさんがヴァリアブルローラー、対しエクスさんはスクリュースロッシャー、矢車さんはわかばシューター、四季凪さんはハイドラント、ライラさんがスプラシューターとなっています。

先に“ペラペラチクチクペッパーズ”がカウントリードを取ります。そこから“セカンドペンギン”が徐々に追い上げを見せましたが、ワイプアウトしてしまい、残りの10カウントが一気に進んで“ペラペラチクチクペッパーズ”の勝利となりました。
エクスさんと四季凪さんのブキが持つスペシャル・ナイスダマを、しっかりタイミングを合わせて使っていたのが大きかったように思います。

2戦目・ガチアサリ
構成は葛葉さんがパブロ、ローレンさんがスプラシューター、山神さんがわかばシューター、セフィナさんがヴァリアブルローラー、対しエクスさんはパブロ、矢車さんはわかばシューター、四季凪さんはスプラシューター、ライラさんがスプラシューターとなっています。
ガチアサリに有利なブキ、パブロを持っている葛葉さんとエクスさんの対決に注目の一戦です。

最初にガチアサリでバリアを破ったのは“ペラペラチクチクペッパーズ”。エクスさんがガチアサリを作り、高台から華麗なシュートを決めます。が、その後アサリを集めて追加のシュートを決めるかと思いきや、エリア外に落下。神視点で観戦していた不破さんとフレンさんはこのシーンを「撮れ高だ!」と大喜びしていました。

エクスさんが入れたガチアサリが決め手となり、ガチアサリ戦も“ペラペラチクチクペッパーズ”が勝利を収めます。
“セカンドペンギン”は地面を塗って道を作る、相手の動きを妨害する動きを積極的に行い、ガチアサリを幾度となく作ってゴールに挑みましたが、“ペラペラチクチクペッパーズ”の防衛網を打開できずにタイムアウトとなってしまいました。

3戦目・ガチヤグラ
構成は葛葉さんが52ガロン、ローレンさんがスプラシューター、山神さんがわかばシューター、セフィナさんがスプラローラー、対しエクスさんはノヴァブラスター、矢車さんはわかばシューター、四季凪さんはハイドラント、ライラさんがスプラシューターとなっています。

ガチヤグラには苦手意識のある“ペラペラチクチクペッパーズ”。“セカンドペンギン”はここで流れを変える1勝を取りたいところです。
試合はわずかに“ペラペラチクチクペッパーズ”がカウントリードを取り、拮抗状態に。無理にノックアウトを取ろうとせず、試合時間残り1分は防御に徹した“ペラペラチクチクペッパーズ”が見事勝利を収めました。

4戦目・ガチホコ
構成は葛葉さんがスクリュースロッシャー、ローレンさんがスプラシューター、山神さんがわかばシューター、セフィナさんがヴァリアブルローラー、対しエクスさんはボールドマーカー、矢車さんはわかばシューター、四季凪さんはスプラシューター、ライラさんがスプラシューターとなっています。

この試合は1分未満で“ペラペラチクチクペッパーズ”がノックアウトを取り、勝利。エクスさんがホコを爆速で運び、他メンバーがヘイトを買っていたのもあって、速攻が効いた試合運びでした。

最終試合・ナワバリバトル
構成は葛葉さんがシャープマーカー、ローレンさんがスプラシューター、山神さんがLACT450、セフィナさんがヴァリアブルローラー、対しエクスさんはボールドマーカー、矢車さんはわかばシューター、四季凪さんはスプラシューター、ライラさんがスプラシューターとなっています。

“ペラペラチクチクペッパーズ”の完勝が懸かったこの試合、“セカンドペンギン”は意地でも1勝をもぎ取りたいところです。

山神さんとセフィナさんがとにかく塗りまくり、スペシャルであるマルチミサイルを連射します。かなり身動きが取りづらい中、エクスさんは今作不遇と言われているスペシャル・ウルトラハンコを巧みに使いながら塗りを進めていきます。
葛葉さんとローレンさんが敵陣を積極的に攻めて塗りにいきますが、“ペラペラチクチクペッパーズ”もエクスさんと四季凪さんで前線を押し上げる展開に。
互いに自陣を荒らし荒らされ試合が終了、その結果は……“セカンドペンギン”の勝利! “ペラペラチクチクペッパーズ”の完勝にストップをかけました。

ここでエキシビションマッチ、および“にじさんじスプラ祭り”の全ブログラムが終了。
エキシビションマッチを行った2チームはもちろん、どのチームも『スプラトゥーン3』を本気で楽しんでいた大会でした。

最後に、筆者が個人的に面白いと思った3チームを挙げて終わりにしたいと思います。

 

筆者的MVPはこのチームだ!

おもしれー男たちと最強かわいい魔王様が征く“魔王と三従者”

グウェル・オス・ガールさん、レオス・ヴィンセントさん、三枝明那さん、ヤン ナリさんのチーム“魔王と三従者”。
抽選会でのリーダー枠はグウェルさんでしたが、元にじさんじKRのナリさんが入ったことにより、男性3人は魔王様に従いひれ伏すことになります。
勝ったら大絶叫して喜び、負けても「『スプラトゥーン』楽しい~!」と気持ちを切り替える、見ていて非常に気持ちの良いチームでした。コントのような掛け合いも楽しいです。ナリ様かわいい。

長尾幼稚園入園から大学卒業するまで“てっぺん”

長尾景さん、鷹宮リオンさん、本間ひまわりさん、来栖夏芽さんのチーム“てっぺん”。
長尾さんがにじさんじ屈指の“スプラキッズ”のため、パワーバランス調整で初心者寄りのメンバーが集まった“てっぺん”は、顔合わせの際に「ここは幼稚園か?」と言われるほどに混沌としておりました。
そんなメンバーを長尾さんが懇切丁寧に教え込んだことで、元々ゲームのスキルが高かった3人が覚醒。
『スプラトゥーン』社会に出しても恥ずかしくないほど成長を遂げ、本番では大活躍していました。
女性陣3人の成長ぶりと、長尾さんの苦労人ぶりに注目のチームです。

やっぱイカはカニに勝てないんだよねぇ“クラブタンク倶楽部”

アルス・アルマルさん、アミシア ミシェラさん、舞元啓介さん、レザ アファンルナさんのチーム“クラブタンク倶楽部”。
何と言っても13試合目、ナワバリバトルでスペシャル・カニタンクが4体並んだシーンが壮観すぎてランクインしました。対戦相手だった笹木咲さんもそのときカニタンクを出していたので、何と画面にはカニが5匹いたことになります。イカのゲームですが。
これにはカニタンク好きの主催者、フレンさんもニッコリでした。

以上、筆者が個人的に選んだMVP3チームでした。
総勢90名以上のアーカイブがありますので、気になったチームの試合を見返すなどしてまだまだ“にじさんじスプラ祭り”を楽しみましょう!
 

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