レポート

2022.11.26

重なる歌声は共鳴する。V Singer&音楽的同位体と肩を並べるステージが実現した、春猿火×幸祜によるTWO-MAN LIVE「Singurality Live Vol.2」レポート!

KAMITSUBAKI STUDIOに所属する春猿火さん、幸祜さんによるTWO-MAN LIVE「Singurality Live Vol.2」が2022年11月6日(日)にオンラインにて開催されました。

本稿では、AR、ツーマン、そして「音楽的同位体」との共演など、春猿火さん、幸祜さんの初の試みが詰まった「Singurality Live Vol.2」をレポートします!

●重なる歌声は共鳴する。バーチャルシンガー、音楽的同位体が肩を並べるステージが実現!

前回の理芽×ヰ世界情緒「Singularity Live」に続き、CIELさんがオープニングアクトを担当しました。

MCでは緊張していた様子のCIELさんですが、その歌声からは確かな自信を感じることができました。「馥郁の街」「眼裏の懐疑」の2曲でステージを盛り上げ、2人にバトンを託しました。

いよいよメインステージが始まります。トップバッターはV.W.Pの切り込み隊長・幸祜さん! ロングトーンが美しい歌声で、女の子の持つ可愛らしさが詰まった「白昼夢」を歌い上げます。

「白昼夢」が一番最初の曲として披露される流れは、今年4月に開催されたV.W.Pのソロパフォーマンスをメインとした対バンライブ「魔女集会」を思い出す観測者も少なくないでしょう。

MCでは、唐突なスクショチャンスサービスや、ファンから愛される噛み癖など幸祜さんらしさ全開。「初めてのARライブ、初めてのツーマンライブということで、熱気マシマシなライブです!」と、意気込みをみせます。

幸祜さんの言葉通り、今回のライブは挑戦的な意味合いを強く感じます。本ライブの目玉となった「音楽的同位体」との共演もその一つ。

真っ白な髪に、キツネを思わせるケモノ耳が印象的な「狐子(COKO)」とステージで肩を並べた幸祜さん。白と黒の対比が美しい2人は「夜光を呼ぶ」「LIT」をハモりが心地良いデュエットで披露しました。

TVアニメ「5億年ボタン」の主題歌として話題にもなった「TIME」もライブ初披露! 楽曲に合わせたキュートなステップに目を奪われる振り付けは、「VALIS」のRARAさんが考案したとのこと。新しい試みとしてダンスボーカルに「難しかったです」と苦労を語る一幕も。

新曲「ミラージュコード」は、「バーチャルロックシンガー幸祜」に相応しい疾走感のある一曲。楽曲提供した廉さんいわく、「夜、摩天楼、サイバーパンク」をイメージして作ったとのこと。ステージ上に展開されるエフェクトと合わせて、非常にライブ映えする楽曲です。

ソロパートのラストはライブの鉄板曲「the last bullet」で締めくくります。「想いを歌に込めて」、そんな彼女の決意を歌声に乗せて、見事に前半戦を駆け抜けました。

 

後半戦は春猿火さんのステージへ。彼女の想いや過去に対するアンサーともいえる楽曲「テラ」を皮切りに、ステージの熱気を爆発させるように「Gunpowder」を熱唱。バーチャルラップシンガーとしての実力を余すことなく魅せつけます。

「CIELちゃん、幸祜ちゃんが温めたステージを、さらに熱くするために序盤から飛ばしました!」と熱意あるMCを挟みつつ、オリジナルアニメ「地球外少年少女」主題歌の「Oarana」で独自の世界観を展開。ライブ初披露となる「Ambition」、新曲「潜む自信」とテンションの違う3曲を最高のパフォーマンスで歌い切ります。

ここでスペシャルゲストとして音楽的同位体「羽累-HARU-」を呼び込みます。初めて歌声を披露することになった「羽累-HARU-」とのデュエットに、春猿火さんは自分の始まりの曲「逆転」を選びました。

続けて彼女を代表する楽曲「オオゴト」羽累(HARU)との見事なラップの掛け合いも披露し、「妹みたいでしょ?」と、一緒に歌えたことに喜びを隠せない様子でした。

和楽器を用いたトラックが耳に残る「百花繚乱」、YouTubeアニメ「テイコウペンギン」の主題歌に決定した新曲「自由までの距離」の2曲でソロステージに幕を引きました。

ここからは「特殊歌唱用形態 花魁鳥(エトピリカ) Revolutions-」の衣装にチェンジした2人がステージに登壇。

1曲目のV.W.Pの派生曲「古傷」は、これまでのライブでも歌われたことのある曲ですが、こうして2人だけのステージで披露されることに特別な意味を感じます。

4月に開催されたV.W.Pの1st ONE-MAN LIVE「現象」で発表された、幸祜さんフォーメーションの「秘密」、春猿火さんのフォーメーション曲「定命」を、それぞれの音楽的同位体とともに4人で熱唱。

「秘密」では、静かな立ち上がりから、一気に加速する楽曲に合わせて「画面の向こうのみんなも盛り上がる準備できてますか? パワーぶつけてきてください!」と画面外のファンへの幸祜さんの煽りが印象的でした。

V.W.Pの楽曲の中でも一際熱を持つ「定命」は、「羽累-HARU-」「狐子(COKO)」の歌声が合わさり、オリジナルとは大きく異なる仕上がりに。2人が創るTWO-MAN LIVEだからこそのステージがそこにはありました。

振り付けに合わせて光の粒子が現れたり、突如として出現する炎が揺らめく演出は、ARライブならでは。こうした幻想的なシーンはバーチャルな存在の強みであり、映像演出と合わせて、KAMITSUBAKI STUDIOの十八番と言っても過言ではないでしょう。

ラストは新曲となる「逆絶」。歌唱中は互いに向き合い、互いの歌声をぶつけ合い共鳴させる。幸祜さんは「対バンのような、でも共存しているようなライブ」と本ライブについて語っていましたが、まさにそれを体現していたのではないでしょうか。

TWO-MAN LIVE「Singurality Live Vol.2」の成功によって、また一つ大きく可能性を広げた2人から今後も目が離せません。

■ アーカイブ配信期間
2022年12月6日(火)23:59まで
詳細:https://www.zan-live.com/live/detail/10236

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