
ソニーから1月20日に発売が開始したモバイルモーションキャプチャーデバイス「mocopi」。
4万9500円(税込み)という価格設定ながら、非常に高性能なモーションキャプチャーデバイスとして今大注目の「mocopi」を体験して来ました。
今までフルトラッキングのデバイスは高額だったり、煩わしさなどありましたがVTuberの方にも非常におススメのデバイスとなっていました。今回はそんな「mocopi」を編集部で体験させていただいたのでそのレポートをお送りします。
・どこにでも持ち運べるモーションキャプチャーデバイス!
「mocopi」を見てまず思うことは、ビックリするほどコンパクトだという事。
充電器も兼ねたケースのサイズはスマートフォンよりも小さく、センサー自体も500円玉よりも少し大きい位で一つの重さは何と8gしかありません。
コンパクトで軽く、ポケットに入れてどこにでも持ち運びができる。「mocopi」が掲げる、「ちいさくて、かるい、モバイルモーションキャプチャー」を体現していて、まさに「可能性、無限大」なデバイスになっています。
・装着はわずか1分! 付けてる事も忘れるほどの装着感!!
装着も非常に簡単で、センサーには磁石が内蔵されていて装着バンドにはワンタッチで付けることが出来ます。
頭、両腕、腰、両足と6ヵ所のセンサーを身体に取り付ける際も、腕時計を付けるよりも簡単なぐらいで、全てのセンサーを装着するのに1分かからないぐらい容易です。
センサーは、加速度センサーの3DoFと角速度センサーの3DoFの6DoFとなっていて、動きを測定する方法から服の上からの装着は推奨されません。身体に直に装着してセンサーのズレを無くすことにより、高い精度を得ることが出来ます。
しかし、他のモーションキャプチャーデバイス等の、トラッカーや外部センサーが必要で、間に遮るものがあってはいけないという事はなく「mocopi」はセンサーが服で隠れても全く問題ありません。
使い心地も非常によく、センサーも軽いことから数分で付けていることを忘れるほどで、VTuberの方の撮影や配信で使用してもストレスを感じることはないでしょう。
・導入も簡単で設定もナビに従うだけ!
「mocopi」の凄いところは高い精度のモーションキャプチャーを実現していながら、導入が非常に簡単なところです。スマートフォンに「mocopi」を認識させるBluetoothの設定もワンタッチで来てしまいます。
スマートフォンと「mocopi」さえあればモーションキャプチャーを体験出来るだけでも凄いことですが、キャリブレーションもアプリのナビに合わせて簡単な設定をしてしまうだけで使えてしまいます。
数分の簡単な設定で使える「mocopi」。キャリブレーションも直立の状態から一歩前へ出るだけなのですが、ここで非常に大事なのが一歩前へ動く動作以外の時は絶対に動かないこと。これだけを守ることで高い精度を得ることが出来るようになります。
・ソニー独自のアルゴリズムが生み出す自然なモーション!
導入も数分で終わり、スマホの中で自分の動きに合わせて動くキャラを見た時には"未来キタ"と思うほどに使いやすい「mocopi」。
センサーの精度も非常によく、ソニーが今まで蓄積してきたモーションデータを使用した独自のアルゴリズムによって、外部センサーも使っていないたった6つのセンサーで驚くほど滑らかに違和感なくキャラが動きます。
また、加速度センサーを採用しているため、ゆっくりな動きには少し弱く、ダンスなどの激しく速い動きを得意としています。
人間のみんな、おはよう🌅
— Sony | RAYNOSちゃん (@raynosbySony) January 16, 2023
今日はトンデモかっこいい超高速ダンス動画のご紹介💃😳‼️#mocopi なら🏃♂️こんなにかっこいいダンスもあっという間にフルトラッキング🙆♀️❤️🔥
ソニーのInstagramでもご紹介しているよ‼️
是非フォローしてね😄⭐️https://t.co/jJ8rvgvsXN pic.twitter.com/lbzOyy0AKF
・VTuberの為に誕生したデバイスだと思わせる便利な機能がいっぱい!
スマホとセンサーをBluetooth接続で繋いでいるため、非常に開けた砂漠みたいな場所では使えないこともありますが、充電も約10時間ほどもつので外に持ち出しての外ロケにも使用可能です。
場所を選ばない「mocopi」は機能も豊富で、その場でリアルタイムにキャラを動かすだけでなく、ボーンデータのみを記録して後からキャラデータを貼り付けたり、グリーンバックにして背景を合成出来たりと、VTuberの方には便利な機能がたくさん整えられています。
キャラクターのインポートも簡単で、VRCデータをスマホの「mocopi」の中にあるフォルダに入れるだけで導入出来るので、自分で作成したキャラクターも手軽に動かすことが可能です。
体験させて頂いた機能の中で、特にこれはと思った機能がカメラを固定出来るという機能です。普段はキャラに追従して動くカメラですが、カメラの位置を固定できるので画面外にハケたり、見切れるなんてことも出来ました。奥行きもしっかりと読み取ってくれるおかげで、一人でも驚くほどに表現が豊かな動画を作ることが可能でした。
また、「VRCh
今までのモーションキャプチャーデバイスからすると、驚くほどに手軽にどこでも使えるようになっています。もし、少しでも興味を持った方は、間違いなく購入した方がいいデバイスとなっています。もう、買うかどうかではなく、いつ買うかだというほどに未来を感じられるデバイスでした。
ソニー公式のRAYNOSちゃんTwitterアカウントでは、「mocopi」の魅力をたくさん紹介してくれています。興味を持たれた方はRAYNOSちゃんのツイートにもぜひ注目してみてください。
既に大手VTuber事務所も導入しだしていますが、個人VTuberの方も導入しやすい「mocopi」を活動に取り入れてみては如何でしょうか?