インタビュー

2023.03.30

“東北ずん子”に憧れてVTuber活動をスタート――埼玉県の魅力を発信し続ける、埼玉バーチャル観光大使VTuber春日部つくしさんインタビュー。

デビュー当時から埼玉県をPRする活動をし続け、ついには公式で埼玉県のバーチャル観光大使を務めることとなったVTuber・春日部つくしさん。

以前Up-Stationでは、同じ埼玉出身の声優・新井里美さんとのスペシャル対談を実施。その模様をお届けしました。

 

埼玉愛溢れるインタビューに続いて、今度はつくしさん単独インタビュー! 本人の活動、特に1年以上に渡る"バーチャル観光大使"の活動内容を中心に、そもそも"埼玉の魅力を伝える活動を始めたキッカケ"、印象に残っている出来事などたっぷりお伺いしました!

■デビューのきっかけは"東北ずん子"に憧れて

 

――本日はありがとうございます。つくしさんは埼玉県のバーチャル観光大使になる前から埼玉県の魅力を伝える活動をしていらっしゃいましたが、そういった活動を始めたキッカケや理由があったのでしょうか。

つくし:VTuberとしてデビューするときに、自分の生まれ育った埼玉県の魅力を伝える、というのをひとつの活動指針にしましたわ。元々、東北をPRするキャラクターの“東北ずん子”さんに憧れておりましたので、様々な面を参考にさせていただいたのを覚えています。東北ずん子プロジェクトはいま、ずんだもんさんも大人気ですわね。

――ずん子さんといえば合成音声界隈でも活躍されていますが、つくしさんも“春日部つむぎ”という合成音声のキャラクターを発表されていますよね。

つくし:そうですわね。春日部つむぎはあーしの従姉妹でもありますわ。合成音声や、それを使った動画などが昔から好きで、ぜひあーしも関わりたいと思って手を挙げました。声を使って好き勝手に喋らせてもらい、“ネットのオモチャ”的な存在になってくれればなと。インターネットの遊び、クリエイティブの道具として活躍してほしいと考えております。当然、春日部つむぎを使った動画は毎日チェックしていますわ!

――なるほど、ありがとうございます。では本題の埼玉県バーチャル観光大使についてですが、オーディション募集の発表があったとき、どういう心境だったのかは覚えていますか?

つくし:もちろん、覚えておりますわ。あーしが観光大使のオーディションについて知ったのは埼玉県の広報記事だったと思いますけど、見た瞬間、これはやるしかない!と思いましたわ。ファンの方や、お仕事をしたことのある企業さまなどの周囲の後押しもあって、人生初のオーディションに挑戦することができました。

――オーディションに受かったときの心境もお聞きしたいです。

つくし:たくさん「おめでとう」というお祝いをいただきましたわ。ただ、正式に観光大使になれた喜びのあまり、自分の感情でいっぱいいっぱいだったという記憶もありますわ。

――バーチャル観光大使になる前となった後で、埼玉県をPRする活動内容や伝え方の変化はありましたか?

つくし:以前は埼玉県を身近に感じてもらうことを目標にしていたので、自身の体験や思い出から、雑談テーマとして埼玉県のエピソードを語ることが多かったですわ。観光大使になった後は、観光地などの最新の情報をより具体的に、分かりやすく皆さんお伝えすることを心がけてきましたわ。

――ファンの方の反応はいかがですか?

つくし:あーしのそういった変化は伝わっているみたいで、「観光大使になってから、埼玉の魅力を語るのがもっと上手くなったね」とか、「いま観光大使の“顔”になってたね」とか、そういうお声をいただいております。「埼玉県に足を運ぶことが多くなった」というお声もあって、観光大使冥利に尽きると言いますか、嬉しい限りですわ。

――バーチャル観光大使の活動の中で、特に印象深かったことは何でしょうか。

つくし:やっぱり、バンジージャンプですわね。本格的な絶叫系アトラクションが苦手ということもあって、あーしの人生においても、かなり印象深いイベントでしたわ。

 

つくし:他には、昨年の七夕に開催した“VIRTUALミズベリング”も印象に残っていますわね。VRChat上で越谷レイクタウンを再現したお祭りだったのですが、あーしが深く関わった企画でもありますので、思い入れが強いですわ。

 

――ご自身のYouTubeチャンネルの他にも、ちょこたび埼玉公式YouTubeチャンネルに動画が上がっていますが、お気に入りの回や収録の裏話があれば教えてください。

つくし:どの回もお気に入りなので、選ぶのは難しいですわね……。番組内ではヤマトイオリさん(どっとライブ所属)とぜったい天使くるみさんにお手伝いしてもらっているのですが、あーしが元々お二人のファンだったので、スタッフさんからお二人を提示されたときは驚きましたわ。

――スタッフさんがリサーチ済みだったんですね。

つくし:しっかりバレてましたわね。あと、裏話だと、東武動物公園でロケをしたことがあったのですが、台本にはない動物の解説を入れたくて入れたくてウズウズしていましたわ。動物が大好きなので。でも、スタッフさんに「あくまで東武動物公園の紹介なので、動物の詳しい説明はほどほどでお願いします」と止められてしまいました(笑)。

 

――今後、埼玉バーチャル観光大使として取り組んでみたいことはありますか?

つくし:YouTubeの機能でショート動画というものがありますが、そちらを使って埼玉県のPRができればと考えておりますわ。現状、春日部つくしのファンがそのままPR動画を見てくれている状態なので、ショート動画をたくさん投稿することで、中学生や高校生などの若い世代にアピールが出来ればと思いますわ。

――“春日部つくし”個人として、今後チャレンジしてみたいことはありますか?

つくし:大人になってみたいですわね。というのも、埼玉県で作られたお酒の紹介をしてみたいのですが、飲まないまま紹介するよりも、飲んでみてから紹介したいので。

――VTuberとして活動をする上で、つくしさんの思う楽しい部分や魅力的な部分を教えてください。

つくし:やはり、配信などでリスナーさんとコミュニケーションが取りやすいというところでしょうか。あと最近の話で言えば、あーしは歌のミックスや音楽の打ち込みなどに挑戦しているのですが、そういった新しいことにチャレンジして、頭がグラグラしそうなくらい情報を詰め込んでいるときが楽しいと感じますわ。

――近々行われるイベントとして“春日部つくし聖地巡礼バスツアー”が発表されましたが、どのような内容になるのでしょうか。

つくし:あーしがガイドを務めるバスで、ちょこたび埼玉公式YouTubeの番組“ちょこチャレ”で取り上げた場所などを巡る聖地巡礼バスツアーとなっております。開催日は3月26日(日)ですわ。乗客の皆さんには春日部つくしが作成したパンフレットをお渡しして、バス内ではビンゴゲームをやる予定ですわ。

 

つくし:ヴィレッジヴァンガードさんとのコラボグッズを販売するのですが、ちょうどバスツアーの日がコラボ初日となりますので、ツアーでは越谷レイクタウン店に寄ってグッズの購入ができるようになっていますわ。あーしの等身大パネルも展示されています。その後は川越の“いも膳”でお昼ご飯を食べて、鉄道博物館などを見学してもらって、ツアーの最後にはこの日のための特別なステージがあるかも……?という流れですわね。ぜひ皆さんもご参加ください!

 

――改めて、ファンの方へメッセージをお願いします。

つくし:皆さんが「動画で紹介されていたこの場所に行ってきたよ!」と報告してくれる度に、あーしも埼玉の魅力を再認識していました。埼玉バーチャル観光大使になって1年ほど経ちますが、お伝えできていない埼玉の魅力はまだまだありますわ。これからも埼玉県をゴリ押ししていきますので、皆さんも一緒に埼玉県の観光地、コンテンツを楽しんでいただければと思いますわ。

■春日部つくし

2018年からYouTubeにて活動を始めた個人勢VTuber。

バーチャル埼玉県民であり、日々埼玉の魅力を発信中。
現在は埼玉県庁公式・埼玉バーチャル観光大使を務めている。
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[取材:二城利月、文:ありみち]

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