
2023年3月18日、19日に幕張メッセ国際展示場で『hololive 4th fes. Our Bright Parade Supported By Bushiroad』が開催され、DAY2では初の試みとして昼公演『holo*27』が開催されました。
『holo*27』とは、ホロライブとDECO*27氏による新音楽プロジェクトとして2022年12月1日からスタートしたプロジェクトです。
2023年3月15日には「holo*27 Originals Vol.1」と「holo*27 Covers Vol.1」のアルバム2作がリリースし、本公演ではそのアルバムに収録されている楽曲すべてが披露されました。
アイドル衣装ではなく、通常衣装で開催された『holo*27』のレポートを本稿ではお届けします!
『holo*27』公式ホームページ:https://holo27.com
公式ホームページ:https://hololivesuperexpo2023.hololivepro.com
チケット案内:https://hololivesuperexpo2023.hololivepro.com/ticket
DAY2『holo*27』出演者(敬称略)
・ときのそら
・夜空メル
・紫咲シオン
・百鬼あやめ
・癒月ちょこ
・大神ミオ
・さくらみこ
・猫又おかゆ
・星街すいせい
・兎田ぺこら
・不知火フレア
・天音かなた
・姫森ルーナ
・雪花ラミィ
・ラプラス・ダークネス
・鷹嶺ルイ
・博衣こより
・沙花叉クロヱ
・風間いろは
・ムーナ・ホシノヴァ
・アイラニ・イオフィフティーン
・クレイジー・オリー
・森カリオペ
・小鳥遊キアラ
・がうる・ぐら
・七詩ムメイ
・ハコス・ベールズ
“ぺこみこ”によるオリジナル曲『モッシュレース』で開演!
さくらみこさんと兎田ぺこらさん(ぺこみこ)による『モッシュレース』で昼公演はスタートしました。そこに夜空メルさんと癒月ちょこさん(メルキス)が歌うカバー曲『ヴァンパイア』、さらに姫森ルーナさんが披露したカバー曲『シンデレラ』が続きます。ここに大神ミオさんと博衣こよりさんのアニマル組による『アニマル』と、序盤から中毒性のある楽曲が続きました。
最初のMCパートは大神ミオさんと博衣こよりさんです。ステージを駆け回りながら登場し、息が切れるまではしゃいだおふたり。そんなふたりのユニット名は“大こよ神”でした。
大神ミオさんは声援を受けるのが今日が初めてだと話すと、それを聞いた博衣こよりさんは、自身は前日のDAY1に参加しているため、余裕のある大人びた声で先輩風を吹かします。ふたりの仲のよさが垣間見える寸劇のようなトークが行われ、博衣こよりさんが先輩、大神ミオさんが後輩の構図でコール&レスポンスについての説明が始まりました。
説明を受けて、大神ミオさんは「やってみたいッス」と答えてコール&レスポンスをすることに。ファンへのコールは、『アニマル』を聴いてみて、「可愛いと思った人」と「かっこいいと思った人」をそれぞれ聞くことになりました。結果はふたつのコールともに同じくらいの大きな声援を返されます。「じゃあかっこかわいいと聞いたらすごいことになっちゃいますかね」と博衣こよりさんが閃いたように話します。いざ試してみると、結果はこのMCパートのなかで一番の大声援でした。
ライブパートは百鬼あやめさんのオリジナル曲『ビビビ』でライブが再開され、がうる・ぐらさんとハコス・ベールズさんのオリジナル曲『Sweet Appetite』、風真いろはさんのオリジナル曲『夢嵐』が続きました。
風間いろはさんがそのままMCパートに登場し、「憧れの大きなステージに立てて、みんなに会えてうれしい!」と嬉しそうに話します。続くコール&レスポンスはもちろん決め台詞。クイズ形式で行われ、風間いろはさんが「のっと?」とコールするとファンからは「にんにん!!」が返されます。また続けて風間いろはさんが「いえすー!?」とコールすると、ファンからは「じゃきんじゃきん!!」と返されて、見事コール&レスポンスが成功しました。
風間いろはさんがもう少し遊びたいということで、もうひとつコール&レスポンスを行うことに。「風間の色はなに色ですか?」とコールすると、ファンはペンライトを振りながら「緑!」と応えていました。風間いろはさんは感激しながら、「そのペンライトでウェーブをやっていきたいと思います!」と宣言。風間いろはさんから見て右側から始まります。緑のペンライトが左に向かって波を作り、草原を想起させるほど綺麗なウェーブが出来上がりました。
雪花ラミィさんと鷹嶺ルイさんのホロライブのお姉さんコンビがオリジナル曲の『Baby Donʼt Stop』を、クレイジー・オリーさんはカバー曲『ゾンビ』、ムーナ・ホシノヴァさんはカバー曲『乙女解剖』で続きます。
MCパートにはムーナ・ホシノヴァさんがそのまま登場します。「私はアイドルですわ! 私は可愛いですね~!」と言いながら身体全体で可愛いさを表現し、続けて「みんなー! 大大大好きー!!」とステージを走りながら愛を表現します。そして英語で「聞いてほしいです」というと、艶のあるボイスで頬を赤らめて続けて話します。
「お帰り。お風呂にする? ご飯にする? それとも……」と指をいじりながらファンを一度見つめて、目を閉じます。会場にいるファンと配信を観ていたファンは「お~!!」と反応し、一瞬静寂が訪れます。そして「なに見てんだよ!!!!(低音ボイス)」と豹変したムーナ・ホシノヴァさんに対して、ファンからは称賛の拍手と声援が起こりました。それを見たムーナ・ホシノヴァさんは満足げに、可愛いらしい笑顔で次にバトンを繋ぎました。
沙花叉クロヱさんが登場し、オリジナル曲で可愛いさとかっこよさの2面性がる『P.E.T.』を、紫咲シオンさんとラプラス・ダークネスさんはオリジナル曲『リップシンク』、猫又おかゆさんはオリジナル曲『エンドロール』を歌い上げました。
MCパートにはそのまま猫又おかゆさんが登場します。猫又おかゆさんが「みなさ~ん、いくよ~」と声をかけて「もぐもぐ~おかゆ~!」と言うと、同時にファンも「おかゆー!」と合わせます。事前合わせもないなか、見事にシンクロしました。
猫又おかゆさんは「声を出して、ペンライトをいっぱい振ってもらって、すごい熱気のなかで歌を歌わせて頂けて、めっちゃ大満足!」とゆっくりファンに話しかけます。そして、「いろいろ話そうと思っていたのに頭のなかから飛んでちゃってる」と感無量になりながら話していました。
「イエーイ!」とファンにコールをするとファンも声援で返します。そして感慨深げに猫又おかゆさんは“声”を出せることについての良さをかみしめていました。そこから猫又おかゆさんは『エンドロール』について語ります。
悲しい曲で、かつ別れの曲だからこそ、この会場で歌うのは悲しかったと笑いながら話します。そして、「本当は大好きだからね」とファンに告白すると、会場にいるからファンは声援とペンライトで猫又おかゆさんの告白に応えていました。
猫又おかゆさんは「とんでもない紙を見つけてしまい……」と話を切り出します。リハーサルでの出来事で、DECO*27氏のメモ書きを見つけた猫又おかゆさんはそのメモ書きを読んだそうです。内容は「『あっかんべ』もやばかったけど、今回もヤベー。サイコ歌詞本領発揮パート」と書いてあったとのこと。
猫又おかゆさんはそのことについて「どういうことですか!?」と、画面の向こう、または会場で聞いているであろうDECO*27氏に問い詰めていました。
それでも最高な曲だと話し、「ホロライブサイコー!」、「DECO*27サイコー!」のコール&レスポンスをしようと語りかけ、これを見事に成功させました。
さらにもう少しMCができそうと話し、ファンの座席で右側、左側、中央に分かれて、猫又おかゆさんが声をかけた場所はペンライトを振ってほしいとリクエスト。声をかけられた場所にいるファンは思い切りペンライトを振り、大きな声援で応えていました。
これを見た猫又おかゆさんは絶景だと話し、最後は会場にいるファン全員でペンライトを振ってほしいとリクエストをします。割れんばかりの声援とペンライトで応えたファンに、猫又おかゆさんは「最高!」と伝えます。
『ゴーストルール』や『ヒバナ (Reloaded)』など、激しさがどんどん増す『holo*27』stage
不知火フレアさんが登場し、カバー曲『妄想感傷代償連盟』を披露します。次いで、天音かなたさんはオリジナル曲の『ヒル』、アイラニ・イオフィフティーンさんはカバー曲の『モザイクロール (Reloaded)』を歌い上げました。さらに小鳥遊キアラさんと七詩ムメイさんはカバー曲『ゴーストルール』を見事な日本語で歌い切りました。森カリオペさんも登場し、カバー曲『ヒバナ (Reloaded)』をクールに歌い上げ、終盤へと繋げます。
ここで森カリオペさんが「調子どうですかー!」と話しながらMCパートに登場し、ファンはそれに声援で応え、ペンライトを振って返します。それを見た森カリオペさんはうれしそうに自己紹介をします。
そして森カリオペさんはペンライトで遊びたいというお願いをファンに伝え、会場のちょうど中央あたりを境にペンライトの色を分けます。森カリオペさんから見て右側を赤色、左側をピンクにし、それぞれにコール&レスポンスを行います。
左右それぞれのファンは声高々に声援と、森カリオペさんの指定したペンライトの色で必死に応え、それを見た森カリオペさんは「オーディエンスをコントロールできた!」とうれしそうに語りました。そして自身が披露した『ヒバナ (Reloaded)』について思いを語ります。
DECO*27氏が知っているかどうかは分からないと前置きしつつ、「『ヒバナ』という曲は 私の一番好きなDECO*27曲です」と告白しました。続けて、「こんな素敵なステージで、素敵なみなさんの前で、一番好きな曲を歌えて最高でした。ありがとう」と語るように話します。
ファンも声援とペンライトで声援応えると、森カリオペさんは驚いたのか、ファンへ感謝を伝えながら「シャイです(笑)」と話しました。そしてまだライブは終わってないとも言い、「まだまだもっと盛り上げてほしい」とファンに伝え、会場をあとにしました。
ライブパートには星街すいせいさんが登場し、オリジナル曲の『プラネタリウム』を披露します。この曲はアカペラではないのですが、ラスサビまではほぼコーラスのみになっています。星街すいせいさんの歌声だけで曲に惹きこまれるので、彼女の歌声は特別な力を持っているなと会場で実感しました。
最後のMCパートはときのそらさんが登場しました。『holo*27』ステージに立ったときのそらさんはファンのみんなに会えて嬉しいと話し、ファンに向けて感謝を伝えます。ファンは声援で応えますが、ときのそらさんは「もう少し大きい声聞きたいな」とリクエスト。ときのそらさんが「大きな声出せるか―!!」とコールすると、ファンも声援を送り、青色のペンライトで応えます。
それでも「足りないぞ! もっともっとだ!」とときのそらさんが三度目のコールを行うと、この日一番の声援でファンは返しました。
そこからときのそらさんはホロライブプロダクション5周年の想いを語り始めます。大変なこと、つらいこともあった5年。それでもファンからの温かい応援がときのそらさんの力になっていたと話し、「今も支えてくれているスタッフのみなさん、大事な後輩の仲間たち、そして何より、応援してくれているみなさんの笑顔が私を幸せにしています。」と感謝を伝えました。
そして、「これからも私たちと一緒に幸せな時間を共有してくれますか?」とファンに問いかけると、割れんばかりの声援が送られました。
『holo*27』ステージ最後の曲はときのそらさんによる『愛言葉IV』。愛しているという言葉をストレートに言えないとも話していたときのそらさんが歌でファンへの愛を表現し、会場にいるファンは釘付けになっていました。
新たな試みとして行われた昼公演『holo*27』ステージ。DECO*27氏が作曲した曲を、ホロイブメンバーが歌うという夢のようなプロジェクトは大成功と言っても過言ではないでしょう。森カリオペさんは一番好きな曲を歌えて最高だったと話し、ときのそらさんはファンへの感謝を歌で表現しました。
曲の数だけホロライブメンバーの熱い想いがあり、それをライブで、そしてファンの前で歌えることに、彼女たちは心から喜んで歌っているのが分かるライブとなっていました。
■セットリスト
01.『モッシュレース』/さくらみこ×兎田ぺこら
02.『ヴァンパイア』/夜空メル×癒月ちょこ
03.『シンデレラ』/姫森ルーナ
04.『アニマル』/大神ミオ×博衣こより
05.『ビビビ』/百鬼あやめ
06.『Sweet Appetite』/がうる・ぐら×ハコス・ベールズ
07.『夢嵐』/風真いろは
08.『Baby Donʼt Stop』/雪花ラミィ×鷹嶺ルイ
09.『ゾンビ』/クレイジー・オリー
10.『乙女解剖』/ムーナ・ホシノヴァ
11.『P.E.T.』/沙花叉クロヱ
12.『リップシンク』/紫咲シオン×ラプラス・ダークネス
13.『エンドロール』/猫又おかゆ
14.『妄想感傷代償連盟』/不知火フレア
15.『ヒル』/天音かなた
16.『モザイクロール (Reloaded)』/アイラニ・イオフィフティーン
17.『ゴーストルール』/小鳥遊キアラ、七詩ムメイ
18.『ヒバナ (Reloaded)』/森カリオペ
19.『プラネタリウム』/星街すいせい
20.『愛言葉IV』/ときのそら
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