インタビュー

2021.07.29

町田ちまさんインタビュー|圧倒的歌唱力の歌姫が、3Dの身体を手に入れて『にじさんじ AR STAGE “LIGHT UP TONES”』に参戦!

2018年8月31日に、元にじさんじSEEDs2期生としてデビューした町田ちまさん。

透き通るような美声から放つ、聞くものすべてを圧倒する歌唱力を生かして、さまざまな歌を披露。また、歌が上手いからこそ成立する“歌ネタ”など、話題性やユーモアにも事欠きません。

そんな彼女ですが、2021年7月21日、待望の3Dの姿を手に入れました。さらに、同年7月31日、8月1日の2日にわけて開催される、生バンドによるARライブ『にじさんじ AR STAGE “LIGHT UP TONES”』(以下『LIGHT UP TONES』)への参加も決定、そのパフォーマンスが期待を集めています。
 


今回のインタビューでは、『LIGHT UP TONES』出演についてを中心に、町田さんといえば外すことのできない“歌”や、パーソナルなあれこれまで、お話をうかがいました。新世代ライブの見どころや、さらなる飛躍を遂げるにじさんじの歌姫の魅力を、余すところなくお伝えしていきます。

仮想と現実が混ざり合う次世代ライブに、にじさんじ屈指の歌姫が参戦

――まずは『LIGHT UP TONES』の参加メンバーに抜擢された、率直な感想をお聞かせください。

町田ちまさん(以下敬称略):めちゃくちゃうれしかったです! マネージャーさんとの定期通話というものがあって、そのたびに町田はライブ出演が目標と言っていて、マネージャーさんも「活動頑張りましょうね」と会話をしていたので、連絡をいただいたときはおもわず声が出るくらい嬉しかったです。

――現在の楽しみと緊張の割合はどのくらいですか?

町田ちま:歌はたぶん緊張しないと思うんですけど、3Dで動くのがちょっと緊張するので、半々くらいですかね。でも、今回参加しているメンバーのみんなは、私が憧れている方々ばかりなので、そういう点では少し緊張しますね。自分も頑張ろうと思えます。

――『LIGHT UP TONES』の見どころを教えていただきたいです。

町田ちま:やはり、にじさんじ初の生バンドによるARライブというところですね。町田たちにもどうなるかわからないほど要素があるので、その部分は自分でも楽しみです。参加メンバーの皆さんも個性豊かというか、歌声もみんな違うので、楽しいステージになるかなと思います。また、意外なユニットなどによる歌唱もあると思うので、当日は楽しみにしておいて下さい!

――ライブの選曲はどのように決めたのでしょうか。

町田ちま:基本的に選曲は、自分たちで決めています。ソロの曲は自分で決めて、ユニットなど複数人で歌う曲はみんなで意見を出し合って、「これがいいんじゃないか」という感じで相談して決定しますね。

――『LIGHT UP TONES』の出演者の中で、町田さんが個人的に注目しているライバーさんはいますか?

町田ちま:町田と同じくライブ初出演のレヴィ・エリファちゃんです! レヴィちゃんの歌は歌枠をめっちゃ聞くぐらい好きなんですが、凄く力強くてうまいんですよね。なので、生バンドとレヴィちゃんの歌声が合わさったら最強になるんじゃないかなぁと! 町田も楽しみにしています。
 



町田ちま:あと、デビュー当時からあまり言っていないんですけど、緑仙先輩が実はめちゃくちゃ好きで、ずっと憧れてます。まず声が好きだし、見た目も好きだし……駄目ですね、普通のオタクになっちゃうので黙ります(笑)。



――今回のメンバーは個性豊かなうえに、今まで組んだことのなかったようなライバーさんがそろっていますね。

町田ちま:町田自身がコミュ障ということもあって、あまり関りのあるライバーさんがいないので、どうなるのかなっていう感じですね。

――ジョー・力一さんなどは……?

町田ちま:……何も言わないでおいておきます(笑)。

――『LIGHT UP TONES』のキービジュアルについて、町田さんはこちらがすごく気に入っているとお聞きしました。

町田ちま:今回はデザイナーさんに衣装を仕立てていただいたんですが、全員の立ち姿がラスボスみたいな感じがカッコよくて。みんな武器持ってそうで、強そうなのがお気に入りですね。特に、樋口楓先輩のロングコートがカッコいいです! 普段かわいらしい衣装のライバーさんもスポーティな衣装になっていたりして、新鮮味がありますね。
 


――夢追翔さんの袖に関しては、町田さんが奪ったからではないと。

町田ちま:違います(笑)。町田は知らないですね……。

――ライブの2DAYS通しチケットを購入された方で、さらに「にじさんじオフィシャル ニコニコチャンネル」の会員の方に、オリジナルブロマイドがランダムで2枚プレゼントされます。そこで、キービジュアルを使用したこんなグッズが欲しいという希望などはありますか?

町田ちま:とにかく見た目がカッコいいので、缶バッチとかは映えそうなので欲しいですね!

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3Dの身体を手に入れて、活動はさらに拡大していく
 



――今回のライブでは、ついに3Dのお姿での歌唱になると存じます。それに際して3Dでやってみたいことなどをお聞きしたいと思います。

町田ちま:ずっと夢はライブだと言っていて、それは今回で叶っちゃうんですが、もしソロイベントなどができればやってみたいです。

――ライブの出演が夢になったきっかけや、原点みたいなものはありますか?

町田ちま:もともと歌がずっと好きだったのもあったんですけど、一番衝撃を受けたのは樋口先輩の1st Live「KANA-DERO(カナデロ)」ですね。3Dでこんなにカッコよくライブができるんだと本当に感動して、夢としてライブを目指すきっかけのひとつになりました。ほかのライバーさんも「KANA-DERO(カナデロ)」の話をしているのはよく聞きますね。

――3Dでゴンザレスがどうなるのか、気になるところです。

町田ちま:ゴンザレスは“いる”ので、楽しみにしていて欲しいです! ただ、ライブでゴンザレスが頭に乗ったままだと落ちちゃうので、出てくるかは正直わからないです(笑)。

――今後、ゴンザレスが喋る機会はあったりしますか?

町田ちま:ゴンザレスが、実は喋りたいって言っていた気がするんですけど、なぜかゴンザレスが喋ったら町田の喉が死ぬんですよね……。なんででしょう、不思議なんですけど。喋ったら後遺症で一か月くらい配信無くなるかもしれないので、ゴンザレスには黙っていてもらって。

――3Dの発表に伴って、出演できるにじさんじ公式番組も増えると思うのですが、出てみたい番組はありますか?

町田ちま:やっぱり『ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン』は出てみたいです。あと、年末とかにライバーさんを集めて3Dでライブとかをやっていたりもするので、そういう舞台に呼ばれたらうれしいなという気持ちがあります。



――『にじバラ』出ませんか?

町田ちま:そっちはあえて触れなかったんですけど(笑)。出たくないわけではないんですけど、ちょっと……遠慮しておこうかなという感じですね(笑)。

数々の“歌ってみた”への想いとは

――町田さんといえば、長時間歌っても色あせない綺麗な歌声があると思いますが、歌う際に工夫していることや、気を配っていることはありますか?

町田ちま:ないんですよねぇ。事前に声出しとかもしないですし。でも、最近は気を付けなくちゃいけないのかなと思って、のど飴をぺろぺろしてます。

――これまで数々の“歌ってみた”動画をアップされていますが、個人的に印象に残っている動画があれば教えてください。

町田ちま:個人的なもので言うと、初投稿の『変わらないもの』ですね。投稿当時は配信環境も全然整っていなくて、『変わらないもの』の“歌ってみた”も、スマホで直撮りしたものをそのまま投稿していたりして。個人的にめちゃくちゃ好きな曲でもあるうえに思い出の曲なので、歌枠で歌う時とかにも大事に歌っています。


――この人と“歌ってみた”を出したい、というライバーさんはいらっしゃいますか?

町田ちま:力ちゃん、ジョー・力一さんとは「“歌ってみた”の第2弾出したいねー」という話はしています。ただ、ずっと言ってるけどなにも進んでいないですね(笑)。

――ちなみに、1本の“歌ってみた”動画の製作には、大体どのくらいの期間がかかるんですか?

町田ちま:本当に早い時は3日くらいでできたりします。逆に一番長かったのは、力ちゃんと歌った『獣ゆく細道』の時で、全部込みで半年くらいかかりましたね。あの時は、ただ単に町田と力ちゃんの収録が遅かったというのもあるんですけど。


――複数人での“歌ってみた”収録において、面白いなと感じるのはどういうタイミングなのでしょうか?

町田ちま:それぞれで録音したものをお互いに提出し合って、ここのリズムとか違うから取り直せる? とか、じゃあこっちを録り直すねとか、そういう話をするのが楽しいです。

さらに深堀りする、パーソナルなあれこれ

――元にじさんじSEEDs2期生もそろそろ3周年が近づいていますが、デビュー当時から変わったものがあればお聞かせください。

町田ちま:やっぱり配信環境ですかね。にじさんじSEEDs時代の録音は大体スマホでしたけど、引っ越しもして、録音などの環境は変わりました。

あと変わったのは、デビュー前は知らなかった知識が、ライバー活動を通してなぜかいっぱい身についてしまって。自分で言うのもあれですけど、純粋さが無くなって……いや、そんなことはないです! 町田は“清楚”です、よろしくお願いします。

――今ハマっているゲームはありますか?

町田ちま:配信ではあまりやっていないんですけど、『VALORANT』というFPSにハマっています。作業疲れたなーという時の休憩時間にやろう、みたいな感じで。


――『VALORANT』というとFPSの中でも難易度の高い分類に入ると思うのですが、FPSなどは前からプレイされてたのでしょうか。

町田ちま:『VALORANT』が初めてで、これ以外やってないです。みんな『Apex Legends』をやってますけど、そっちの方が難しいと思うんですよね。マップが広いから標的がアリみたいにちっちゃく見えて、これ撃てなくない? てなっています。あと、『VALORANT』は頭に一発撃てば死ぬので、すごい爽快感があるんです。ちゃんと休憩になりますよ。

――今後配信でやりたいゲームは?

町田ちま:ゲーム自体あまり知らないので、ずっと探してはいるんですけど。ゆったり系のゲームとかやりたいですね。

――幼少期に好きだったゲームなどはありますか?

町田ちま:ちゃんとゲームをやるようになったのはライバーを始めてからです。ちっちゃいころはほぼ禁止みたいな感じだったので、触ったらダメな奴だと思っていました。でもその中で、なぜか『たまごっち』だけは触ってよかったので、3台持っていました。

当時はたまごっちガチ勢だったので、学校に行っている間は見れないから、時間変更で夜にして、帰ってきたら現在時刻に戻すみたいな生活をしていました。常に見ておかないと、すぐうんちが溜まって病気になってしまうので大変でしたね……。中でも、ピンク色の身体で頭に花が付いている“ふらわっち”が、見た目が可愛くて好きでした。

――現在、ハマっている曲などはあったりしますか?

町田ちま:曲を聞くときに、大体ライバーさんとか他の人の“歌ってみた”を聞いて、「この曲良いなぁ」と思って原曲に飛ぶことが多いんです。それでいうと、ZOCというグループの曲に、曲調が面白くて好きな『ヒアルロンリーガール』があるんですけど、相羽ういはちゃんのチャンネルでカバーを出していて、めちゃくちゃハマっています。あと最近は、かわいい声の女の子の曲を聞くのが好きで、よく探していますね。
 



――ライバーさんの配信や“歌ってみた”は、かなりチェックされているんですね。

町田ちま:他のライバーさんの歌枠とか“歌ってみた”はめちゃくちゃ聞いていますね。特に相羽ういはちゃんは“歌ってみた”をいっぱい出されていますけど、全部チェックしています。歌枠だと、クオリティが変わらないという意味で、戌亥とこちゃんが好きですね。歌が本当に綺麗で、これ音源流してるんかなって思いながら毎回聞いています。ただ、まだライブなどで現地で聞くという体験はしたことがないので、こっそり行ってみたいです。

――町田さんは、イラストがかなりお上手ですが、今まで趣味で描いていたからなのでしょうか。

町田ちま:水彩画が好きで、イラストは今までずっと趣味で書いてきました。実は、3か月だけ美術部に入っていた時期もあって。合唱系の部活と掛け持ちで入っていて、そっちに集中するという理由で辞めたんですけど、合唱系の方もそのあと数か月後くらいにやめましたね(笑)。顧問の先生と喧嘩が始まってしまったのと、本当にやりたい歌とは差異があったので。
 


(編集注:町田さんがイラストを担当したMV)

さらなる活動の飛躍と『LIGHT UP TONES』への挑戦

――現在の目標や、こういうライバーになりたいという想いがあれば教えてください。

町田ちま:歌うライバーのなかで誰が好き? という時に、ちまちゃんと言う風に名前が出たらうれしいですね。もっと歌ってみたを出す! というのと、多くの配信や舞台を積極的にやっていきたいなと思っています。

先駆けて、準備している歌ってみたが実はあって。8月5日の誕生日に投稿しようと思っているので、良かったら聞いてください!

――最後に『LIGHT UP TONES』への意気込みをお聞かせください。

町田ちま:精一杯歌って、動いて、楽しむので、応援よろしくお願いいたします!

町田ちまYoutubeチャンネル
町田ちまTwitter

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